令和元年度人権啓発
ポスターコンクール優秀作品
あなたの人権 わたしの人権
「勇気を出してちょっとの声掛けを自分から」
外国の人を見かけたときに「外人」と言ったことはないでしょうか。
「外人」いう呼び方は単に外国人の略語というだけでなく「よそ者」の意味に近い使われ方をする場合があります。その時の「外」は排除を意味します。
「日本の電車には死人が乗っている。」これは、ある外国人が日本に対して抱いた第一印象です。その外国人は電車内で声をかけようとしている自分を見た途端、目を閉じ下を向きはじめる日本人に遭遇したそうです。「私に声をかけないで」という無言のメッセージが伝わってきたといいます。
私たちは困っている外国人を見かけたとき、「何かしなくては」という気持ちが芽生えても、なかなか行動に移せないのはなぜでしょうか。
「外国語が話せない」「声をかけるのが恥ずかしい」「うまくいかなかったらどうしよう」など理由はさまざまだと思いますが、多くの人が「自分がやらなくても誰かが手を貸すだろう」と傍観者になっている気がします。
もし自分がこの外国人と同じ立場になったらどう感じるでしょうか。自分が困ったとき、何をしてもらいたいですか。それをイメージすることで、自分にできることが見えてきます。
外国の人と出会ったとき、外国人だからといって距離を置かずに、思い切って声をかけてみましょう。違いを認め、お互いの人権を大切にすることにつながります。共に生きる社会の第一歩です。
(社会同和教育指導員)
毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
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