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ひがしみょう通信 第9号

更新:2013年11月 8日

-東名遺跡に関する情報発信-

今回は、10月に開催した東名遺跡関係のイベントについて紹介します。

東名シンポジウム2013

「貝と骨からわかる縄文人の素顔-貝塚に残されたもの-」と題し、東名遺跡の特徴の一つである「貝塚」を取り上げ、そこに残された貝殻や動物骨についての基調報告とパネルディスカッションを行いました。

【日 時】平成25年10月12日(土) 13:00~17:00

【場 所】佐賀県立美術館ホール(佐賀市城内一丁目15-23)

【参加者】約200人

【内 容】

-基調報告-

「東名縄文人が残したもの」 西田 巌(佐賀市教育委員会)

「貝塚と縄文人」 水ノ江和同(文化庁記念物課)

「貝輪と縄文人」 忍澤 成視(市原市教育委員会)

「人骨から見た縄文人」 松下 孝幸(土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム)

「イヌと縄文人」 佐藤 孝雄(慶應義塾大学文学部)

-パネルディスカッション-

「貝と骨からわかる縄文人の素顔」

コーディネーター 甲元 眞之(熊本大学文学部)

パ ネ リ ス ト 水ノ江/忍澤/松下/佐藤/西田

当日配布したアンケートの結果、ほとんどの方が遺跡の重要性を知るために今回のようなシンポジウムは有効で、内容的にもおもしろかったと回答していただいています。ただし、参加者が少ないという問題は前回に引き続き課題として残されました。もっと東名遺跡を市民の方々へアピールしていく必要があります。26年度も東名遺跡の「重要性」をテーマに開催する予定です。詳細については機会を見てお知らせします。

縄文の貝アクセサリーをつくろう!!

一昨年から始めたこのイベントも今回で4回目となりました。今回はシンポジウムを記念して、国内で縄文貝塚が最も多い千葉県から講師を招き、現生のベンケイガイを材料に、貝輪(ブレスレット)づくりに挑戦しました。

【日 時】平成25年10月13日(日) 10:30~12:30

【場 所】佐賀市立図書館(大集会室)

【講 師】忍澤 成視さん(市原市教育委員会)

【参加者】小学生18人、一般7人(保護者も含め約40人)

 

子どもたちにはもちろん好評ですが、大人も夢中になれるイベントです。縄文人の感性や技術が体感できるイベントとして、今後も継続的に実施する予定です。

シンポジウムのようす1

シンポジウムのようす1 基調報告の様子です。貝塚をテーマにさまざまな報告をしていただきました。

シンポジウムのようす2

シンポジウムのようす2 パネルディスカッションの様子です。コーディネーターの甲元先生(左)と5人のパネリストにより、ディスカッションが行われました。

シンポジウムのようす3

シンポジウムのようす3 ホール出入口付近で遺物の展示を行いました。貝塚から発見された縄文人が食べた貝や動物の骨、貝や骨でつくったアクセサリーなどを展示しました。

シンポジウムのようす4

シンポジウムのようす4 ホール出入口付近に展示した遺物です。下段は現生貝とそれでつくった貝輪(忍澤コレクション)です。

貝輪づくりのようす1

貝輪づくりのようす1 参加してくれた子どもたちです。みんな自慢の作品を身につけています。

貝輪づくりのようす2

貝輪づくりのようす2 プロジェクターを使って、貝輪やそのつくり方について説明していただいている様子です。

貝輪づくりのようす3

貝輪づくりのようす3 ブルーシートの上に座って作業しました

貝輪づくりのようす4

貝輪づくりのようす4 鹿角ハンマーを使って、砂の上で穴を広げている様子です。

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ひがしみょう通信 第8号

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地域振興部 文化財課 調査係
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