ひがしみょう通信 第5号

更新:2015年02月27日

-東名遺跡に関する情報発信-

今回は、平成24年度に実施した東名遺跡関係のイベント等について紹介します。

1 東名遺跡出前授業

東名遺跡を取り上げ、平成24年4月12日~6月8日にかけて、市立小学校7校、6年生(約612人)を対象に行いました(詳細は第4号)。大変好評で25年度も実施しました(詳細は第6号で紹介します)。

2 体験学習(縄文の貝アクセサリーをつくろう)

平成24年8月18日(土)に忍澤成視氏(千葉県市原市埋蔵文化財センター)を講師に招いて、午前中に「貝輪の考古学」と題した講演会と、午後から貝輪づくりの体験学習を実施しました(詳細は第4号)。貝輪づくりについては、25年度も2回行う予定です(第6号で紹介します)。

3 縄文編みかごワークショップ

東名シンポジウムを記念して、講師にバスケタリー作家の高宮紀子先生を招き、東名遺跡の編みかごに使われている網代(あじろ)編みなどの数的な面白さを通して、縄文人の巧みに計算された技術や知恵、独特な仕上げ方法を体験してもらうことを目的に行いました。

【場 所】佐賀県立美術館ホール(佐賀市城内一丁目15-23)

【開催日】平成24年10月14日(日)10:30~12:00

【参加者】60人

【内 容】クラフトテープを用いて、実物よりやや小振りでしたが、実際に東名遺跡の編みかごに使われている網代(あじろ)編みや縁仕舞(ふちじまい)などを体験していただきました。

東名遺跡の最大の特徴である編みかごづくりを体験できるイベントとして、25年度も開催する予定です(第6号で紹介します)。

4 東名シンポジウム2012

「植物利用の源流をさぐる-湿地に残されたもの-」と題し、東名遺跡の特徴の一つである「湿地」を取り上げ、そこに残されたドングリ貯蔵穴や植物性遺物(編みかご)についての基調報告とパネルディスカッションを行いました。

【日 時】平成24年10月14日(日) 13:00~17:00

【場 所】佐賀県立美術館ホール(佐賀市城内一丁目15-23)

【参加者】約200人

【内 容】

I 基調報告

「東名遺跡に残されたもの」 西田 巌(佐賀市教育委員会)

「縄文時代の貯蔵穴」 水ノ江 和同(文化庁記念物課)

「植物処理技術と関連施設」 山田 昌久(首都大学東京)

「縄文時代の編組製品」 佐々木 由香(株式会社パレオ・ラボ)

「縄文時代の編みかご復元」 鈴木 三男(東北大学植物園)

「つくり手から見た編みかご復元」 本間 一恵(バスケタリー作家)

II パネルディスカッション

「植物利用の源流をさぐる」

コーディネーター 甲元 眞之(熊本大学文学部)

パ ネ リ ス ト 水ノ江/山田/佐々木/鈴木/本間/西田

  • 25年度も東名遺跡の特徴の一つである「貝塚」をテーマに開催する予定です(第6号で紹介します)。

5 東名遺跡重要性検討会

平成26年度刊行予定の総括報告書作成に向けて、東名遺跡の考古学的な位置付けを行い、総合的に評価するために24年7月に組織しました。さまざまな分析結果を考古学的に解析し、遺跡の特徴や重要性を引き出すことを目的とした組織です。年2回の開催を予定し、24年度は7月と1月に行いました。検討会の成果については、機会をみて報告していきます。

【検討会委員】

会 長 甲元 眞之(熊本大学名誉教授)
副会長 泉 拓 良(京都大学教授)
委 員   設楽 博己(東京大学教授)
          宮本 一夫(九州大学教授)
          小畑 弘己(熊本大学教授)

 

編みかごワークショップの様子1

編みかごワークショップの様子1の写真 編みかごづくりの説明の様子です。講師の高宮紀子さんにパワーポイントを使って丁寧に説明していただきました。

編みかごワークショップの様子2

編みかごワークショップの様子2の写真 編みかごづくりの様子です。クラフトテープを使って、東名遺跡の編みかごにも多用されている網代(あじろ)編みからはじめていきます。

シンポジウムの様子1

シンポジウムの様子2の写真 基調報告(水ノ江調査官)の様子です。「湿地」をテーマにさまざまな報告が行われました。特に編みかごについては、全国の縄文編みかごの傾向や復元作業を通して得られた情報など、さまざまな興味深い報告がなされました。

シンポジウムの様子2

シンポジウムの様子2の写真 パネルディスカッションの様子です。「植物利用の源流をさぐる」と題し、さまざまな討論が行われました。

シンポジウム展示の様子

 

シンポジウム展示の様子の写真 シンポジウムに合わせ、県立美術館ホール2階ホワイエで編みかごの展示も行いました。東名遺跡から出土した編みかご3個とそれをモデルに復元した編みかご3個を並べて展示。さらに三内丸山遺跡(青森県)出土の縄文ポシェットの復元品も展示しました。

 

関連リンク

東名縄文館のご案内(別ウィンドウが開きます)

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