国重要無形民俗文化財
国重要無形民俗文化財の紹介です。
見島のカセドリ
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所在地/佐賀市蓮池町大字見島(熊野権現社 加勢鳥保存会))
指定年月日/平成15年2月20日
見島のカセドリ行事は、蓮池町見島で毎年2月第2土曜日の夜に催されている民俗行事です。この行事では、“かせどり”の青年2名が、長さ1.7メートルほどの竹を脇に抱え熊野神社の拝殿に走り込み、先が細かく割られたその竹を床に激しくうちつけます。神社内の行事が終わると、“提灯”“天狗面”“御幣”“かごにない”の少年達を伴い、各家々を廻り同じ所作を行った後、切餅を貰い受け、再び神社へ集まってこの餅を全員で食べながら歓談します。この行事は、以前には旧暦1月14日に催されていた小正月の行事で、県内では他に伝承されていない神人訪問の伝統行事として注目されています。
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白鬚神社の田楽
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所在地/佐賀市久保泉町大字川久保(白鬚神社の田楽保存会)
指定年月日/平成12年12月27日
白鬚神社の田楽は、毎年10月18、19日に行われる白鬚神社の祭典に川久保地区の人達によって奉納される舞楽で、稚児田楽の種類に属します。この田楽は、造花を持つ“はなかため”と鼓を持つ“すってんてん”の幼児各1名、編木を打つ“ささらつき”の少年4名、太鼓を打つ“かけうち”の青年2名、笛役の壮年7名の演者で行われ、各演者の所作扮装に特色があり、九州地方では珍しい存在です。この白鬚神社における田楽の記録は、享保19年(1734年)建設の石鳥居に「時奏村田楽」とあるのが最初とされていますが、その起源は平安朝時代、田植のおり、鼓を打って田植歌の伴奏をしたものが後に笛、鼓などを加え次第に形を整えて奉奏する習慣となったものと思われます。
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