平成28年度
人権啓発カレンダーコンクール優秀作品
「その情報、本当ですか?」
私たちは日々、あふれる情報の中にいます。テレビ、新聞、雑誌、インターネットなど、技術の進歩により新しい形態のメディアも登場しています。そのような多様な情報を読み解き判断する力を、メディアリテラシーといいます。
たとえば、インターネットには、信頼度が高い情報もあれば、低い情報もあります。自由に検索しているつもりでも、他者の視点だということを意識したいものです。また、新聞は情報の信頼度は高いですが、各紙の思いが込められていることもあります。写真ひとつとっても、その見え方によって印象が左右されてしまうこともあるのです。
SNSなど情報ネットワークが発達した今の時代、情報やうわさをうのみにし、知らない同士でも、他者へのネガティブな感情で簡単に結びついて思わぬ人権問題になることがあります。
私たちは、被害者にも加害者にもなる危険性を持っているのです。自分も傷つかず、他人も傷つけることのないようメディアリテラシーを身につけることは、とても大事なことです。
そのためには、情報を見聞きした時、すぐにうのみにせず、複数の情報と見比べたりして他の見方がないかを探したり、それが事実なのか個人の意見なのかを疑うことも必要です。また、その情報の裏に隠れているものはないかと考えるだけでも違ってきます。
日々の生活の中で、あなたもメディアリテラシーを意識してみませんか。
(社会同和教育指導員・松岡 浩代(まつおか ひろよ))
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