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人権コラム(令和5年2月15日号)

更新:2023年02月 7日

 

    人権コラム(14月)
   令和4年度人権啓発
 ポスターコンクール優秀作品

あなたの人権、わたしの人権

「家族のために頑張る子どもたち」

家族のために頑張る子どもたち。この言葉を聞いてどう感じましたか?「子どもが家族を手伝うのは普通では?」「手伝うことは子どもの将来のために必要である」など様々な考え方があると思います。しかし、手伝う負担が大きくなると子どもが担うべき役割を奪ってしまう事にもなるのです。           

本来ならば大人が担うような家事や家族のケア、介護を日常的に行っている18歳未満の子どものことを「ヤングケアラー」といいます。厚生労働省が文部科学省と連携して行った「ヤングケアラーの実態調査」では、中学2年生の17人に1人、全日制高校2生の24人に1人が家族の介護を行っている実情が明らかにされました。

ケアの内容としては「家事」が最も多く、力仕事、外出時の介助・付き添い、感情面のサポートなど多様なケアを担っています。          

こうしたケアを子どもたちが日常的に行い、負担が増えることで、勉強の時間がとれない、遅刻や欠席が増える。友達と遊べない、共通の話題が少なくなり孤立するなど精神面、身体面に悪影響が及ぶ可能性があります。また、ヤングケアラーやその家族は、「家族のケアをすることは当たり前」と感じていることが多く、問題意識をもっていないことが多いといいます。

子どもが家事を手伝うことも大切です。一方で、子どもたちが子どもらしい時間を過ごせるようにすることも大切です。ヤングケアラーについて社会全体で支えることができればと考えます。

(社会人権・同和教育指導員)

◆毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
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このページに関するお問い合わせ

市民生活部 人権・同和政策課 人権啓発係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁1階
電話:0952-40-7367 ファックス:0952-40-7327
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