令和4年度人権啓発
ポスターコンクール優秀作品
あなたの人権 わたしの人権
誰もが『当たり前』に暮らしていける社会とは
サッカー・ワールドカップカタール大会は、日本代表の活躍もあり、大いに盛り上がりました。
現地の競技場では、連日たくさんの人が観戦しましたが、その中には多くの車いす利用者がいました。国際サッカー連盟(FIFA)は、「世界の人口の15%には何らかの障害がある。すべてのファンに利用しやすいインフラとサービスを提供する」と宣言しています。
一昨年の東京五輪・パラリンピックを機に建て替えられた国立競技場も、障がいのある当事者の意見が反映され、車いす席は建て替え前の約40席から約500席へと大幅に増えました。
視界が遮られないように前の手すりの高さや角度が工夫され、健常者と同じ動線で移動できる広い通路や、車いすから利用しやすい高さの売店などが設けられました。障がいがあるから、とあきらめていたことが近年、バリアフリーやユニバーサルデザインの整備で可能になってきています。
そこに至るまでには、長年の障がいのある当事者の運動がありました。彼らが求めたのは、上から施すような「やさしさ」ではなく、互いを「対等」と認め合い、障がいの有無に関係なく「当たり前」に暮らしていける社会でした。
そのためには、人の心のバリアもなくす必要があります。無関心や偏見のない社会。それは周りの人に関心を持ち、想像力を働かせることから始まるのではないでしょうか。
(社会人権・同和教育指導員)
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