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【教育長だより】「開かれた学校」づくりと「学校評議員・学校運営協議会制度」

更新:2016年07月14日

 委嘱   あいさつ

赤松小学校にはコミュニティースクールの指定書、学校運営協議会委員には辞令を交付し、第1回学校運営協議会が開かれる

平成28年7月15日

子どもたちは間もなく夏休みを迎えます。そして、「大暑」を向かえいよいよ夏本番となります。最近ではこれに合わせて「打ち水」のイベントが行われるところもあると聞きます。

私は、毎年夏休みになると、友だちと川に入っては魚を追い、捕まえては洗濯たらいに水族館づくり、ドンコやナマズには得意顔、またトンボやせみとりなどで昆虫標本を作ったことも。夏休みはいつも多くの友だちと夢中になって遊んだ子どもの頃を思い出します。そして、汗をかきかき、アイスキャンディーやかき氷、トコロテンなどでしばしの涼をとった遠い夏の日の何もかもがゆっくりと流れていた感覚は本当に懐かしいですね。その頃からの慣わしでしょうか、特にトコロテンは好物で今でもよく食します。ところで、トコロテンを「心太」と書くのはどうしてでしょう。不思議ですよね。

生活歳時記(三宝出版 樋口清之監修)によると、このトコロテン、日本特有の海草製品でどうやら奈良時代以前からあったそうです。平安時代には、トコロテンの様から「ココロフト(凝り固まった餅の意味だそうです)」と呼ばれるようになって、ココロ・フトを「心太」と漢字をあてたそうです。室町時代には、ココロテイと呼ばれ、ココロテン、江戸時代にはトコロテンと転じていったとのことですが、文字のほうは「心太」として残ったそうです。語源をたどるとそこには意味があり面白いものです。

 

ところでみなさんには、それぞれの地域にある学校はどのように映っているでしょうか。

学校の各種の情報が地域に伝わり、学校の教育活動が見えるようになっているでしょうか。

それぞれの地域のよさを生かした特色ある教育活動が行われているでしょうか。

地域のみなさんの期待に応え、地域と連携して子どもを育てようとしているでしょうか。

5月末に、「学校評議員・学校運営協議会委員研修会」を行いましたが、そこでも同じことを尋ねたところでした。

 

20年程前からでしょうか。情報化や科学技術の進展、そしてグローバル化、家族構成も核家族化とともに少子化等々が顕著になり、社会は急激に変化してきました。それは、子どもを取巻く生活や学びの環境にも多大の影響を及ぼし、もはや子どもの教育を学校だけで担おうとする考えには限界が見え、保護者、地域の役割とそれぞれの連携なくして教育は成立しない難しい状況になってきました。

そうした状況の中にあって、学校は社会の変化についていけず地域ニーズから次第に乖離し始め、その閉鎖性が問題となり地域住民の信頼が揺らいできたのです。まさに学校の改革が急務となったのです。

学校が地域住民の信頼に応え、家庭や地域と連携・協力して一体となって子どもの健やかな成長を促すには、開かれた学校づくりへと改革することの必要性が生じたのです。そして、管理職は保護者や地域のみなさんの願いや期待を受け止め、連携・協力して学校運営していくこと、それぞれの地域にあって、それぞれの地域の子どもたちに応じた特色ある教育が求められてきたのです。そのためには、学校運営の状況等を保護者や地域に対して説明する責任が生じてきたのです。

 

佐賀市では今日まで、「開く」「特色」「説明責任」をキーワードに、地域の信頼に応える開かれた学校づくりへと転換を図ってまいりました。

学校評議員制度は、開かれた学校づくりを推進していくために、地域住民の学校運営への参画のしくみを制度として位置づけたものです。本制度は、平成12年1月に法改正が行われ、同年4月から施行されました。これを受けて、本市ではすべての学校に設置する方針を示し、平成14年度までにはすべての小中学校に設置をしたところです。

各学校には校長の推薦を受け教育委員会が委嘱した学校評議員が5名程おられます。

学校評議員のみなさんには、校長の学校運営に対して、それぞれの立場から意見を述べていただいております。また毎年学校評価を行っていただき学校運営の改善を図ってきているところです。

学校評議員のみなさんが校長に対して学校や地域の実情をふまえていろいろな視点から意見を述べることで、(1)保護者や地域住民の意向を反映することができる (2)保護者や地域住民の協力を得ることができる (3)学校運営の状況等を周知し学校の説明責任を果たすことができる 等の効果を期待することができます。

 

市内の各学校が地域に開かれ、「地域とともにある学校」を目指すには、学校評議員や学校運営協議会委員(コミュニティスクール)のみなさんはもとより多くの地域のみなさんの子どもの教育への願いが届くような学校でなければなりません。

現在、市立小中学校は、「地域とともにある学校」を目指して努力をしています。

地域のみなさんや保護者の代表が学校運営に参画したり、学校教育活動では、ゲストティーチャーとして学習支援を積極的に行ってもらったりして、地域の特性や地域の人材を生かして、その学校独自の教育活動を創造しています。また、地域の行事等に子どもたちは、地域の一員として自覚できるような役割を持ちながら積極的に参加しています。まさに、地域全体で子どもを育む風土ができてきているととらえています。

 

みなさんには、地域の中の学校がどのように映っているでしょうか。

 

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