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いつか来た道(2016年7月1日)

更新:2018年01月 5日

 人口減少時代に入っているが、その減少率を少しでも緩やかにしたいものである。

 「今からではもう遅い」ではなく、「今からでも遅くない。できるだけのことをやろう」と国と地方が一体となって、少子化対策に精を出している。

 この少子化対策、一つの特効薬的な政策で完結するというような生易しいものではない。

 若者が結婚できるような安定した雇用の確立、きめ細かい子育て支援など、いろんな政策を組み合わせて取り組まなければならない。

 どの政策をとってみても実現させるためには困難な課題が待っている。

 ここでは子育て支援に欠かせない保育所対策を例にとるが、現在、全国的に保育所が不足していて、入所を待つ、いわゆる待機児童の数がなかなか減らない。

 この保育所不足を解消するため、新たな保育所建設を進めているが、建設予定地周辺住民との調整がうまくいかなくて開設できないで困っているところが全国的に出ているという。

 「子どもの声がうるさい」「交通量が増える」などという反対理由があげられているとのことである。

 佐賀市でも同じようなことが起きている。こちらの方は保育所の新設ではなく保育所や幼稚園運営に関して、である。

 先の市議会でも問題提起されたが、保育所や幼稚園の子どもの声を不快に感じる近隣住民からの苦情が多くなったという。

 こうした苦情に対処するため、国は防音壁設置事業補助制度を創設している。

 もちろんこの制度には、国だけでなく当該市町村も協調して助成することが条件付けられている。

 このような助成制度はありがたいことであるが、一方では情けない思いにもなる。

 そのわけは子どものはしゃぐ声を騒音と捉えたくないからである。

 保育所等にとっては防音壁ではなく、充実させたい費目は他にたくさんあるに違いない。

 近隣住民が静寂さを求められる気持ちもわからないではないが、子どもたちがはしゃぐ声を「地域に活力を感じさせる声」と捉えていただければありがたいのだが・・・。

 

 今から30年位前に「アグネスちゃん論争」があったそうだが、今や子どもは社会全体の子どもである。親だけでなく地域がみんなで育てるものである。

 佐賀市が10年ほど前から推進している「子どもへのまなざし運動」も目指すところは同じである。

 ここで私が思い出した言葉は

 「子ども叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの」

 お互い許しあう心を忘れないようにしたいものですね。

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