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雨に備えて(2016年6月10日)

更新:2018年01月 5日

 「熊本大震災の被災地は余震からようやく解放されたばかり」という出だしでこのコラムで始めようとしたら、6日朝に「熊本地方で2回の余震があった」とラジオは報じた。余震の数も1700回に近づいているという。

 このような中で、被災地では今度は大雨による災害を心配しなくてはならない時季になった。

 佐賀市にあっても災害ということでは、もちろん地震災害も頭に入れておかなくてはならないが、それ以上に注意しなければならないのが、これからシーズンとなる大雨被害である。特に昨今のゲリラ的豪雨は「予告なし」が多く、気が抜けない。地震の被災地はもちろんのこと、佐賀でも雨による被害がないことを祈りたい。

 日本の食糧生産基地としての評価が高い佐賀平野は、低平地であるが故に、雨水排水は有明海の干満の影響を受けやすい。これは宿命的なものである。

 日本一干満の差が大きい有明海を排水先としているため、排水機能が限られる。干潮時には自然排水が可能であるが、潮が満ってくるとポンプ排水に頼らざるを得ない。

 ポンプ排水はその能力にも限界があり、排水に当たっては、排水先となる河川の上流地区の状態をも加味しなければならない。

 先の5月30日、私も雨期に備えて水防警戒箇所のチェックと、現在施工中の排水施設現場を「水防巡視」という形で見て回った。

 たびたび、浸水や道路冠水を引き起こす市内中心部の排水対策としての今年の目玉は、佐賀城南濠東側にある筋違橋下に設置した起伏堰である。

 大雨のとき、佐賀城の西濠と南濠に貯留池としての役割を持たせるため、この堰を設置し、3万4千トンの雨を一時調整しようとするものである。

 このほか、佐賀駅周辺の排水対策も継続して実施しているところであるが、まだ完了というところまでには至っていない。あと3年ぐらいはかかりそうだ

 加えて南部の対策として、今年、諸富町の石塚地区に排水ポンプの設置工事に入った。来年の雨季には間に合う予定だ。また西与賀町の厘外地区にもポンプを設置すべく現在設計中であるが、こちらは今年度中に着工し、工事が複雑になるので平成31年の雨季に間に合う見込みである。

 このように市街地の浸水防止のために国や県の支援を受けながら、市の重点課題に掲げ事業を進めているが、最近の雨の降り方は私たちの想定を超えることもあり、なかなか追いつかない。

 そこで市民の皆様へのお願いである。

 数年前、各家庭に配布した「保存版・洪水ハザードマップ」をもう一度広げてもらい、それぞれの地域の弱点を再確認してもらいたい。

 もし、ハザードマップをなくされているようであれば、市役所の「消防防災課」へお問い合わせください。

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