アライグマ オオキンケイギク ワニガメ
外来種とは?
国内外を問わず、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から持ち込まれた生物のことです。
その外来種のうち、外来生物(海外起源のもの)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれがあるものの中から指定された外来生物を特定外来生物と呼んでいます。
佐賀市内で確認された外来種
外来種は私たちの身近なところに数多く生息しています。佐賀市内では次のようなものが確認されています。
《植物》
- オオカナダモ
- オオキンケイギク
- ホテイアオイ
- ボタンウキクサ
- ナガエツルノゲイトウ
- ブラジルチドメグサ など
《魚類》
- オオクチバス(ブラックバス)
- ブルーギル
- タイリクバラタナゴ
- カダヤシ など
《爬虫類》
- ミシシッピアカミミガメ(特定外来生物には指定されていません)
- カミツキガメ
- ワニガメ など
《その他》
- アライグマ など
外来種が引き起こす問題
一般的に外来種は在来種(もともとその地域にいる生物)よりも繁殖力が強く、急速に生息域を拡大していきます。その結果、さまざまな問題が起こっています。
- 在来種が食べられて数が減ってしまう
- 在来種の生息環境と餌が奪われる
- 在来種と交雑して雑種ができる
- 農作物が食べられてしまう
- 病気や病原体が持ち込まれる
- 人に危害を与える
法律等による規制
- 外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)
この法律では、人体や人の生活、生態系に被害を及ぼすまたはその恐れがある生物を「特定外来生物」として指定し、飼育・栽培・生きたままの運搬・保管・輸入・野外への放出・譲渡を禁止しています。 - 佐賀県環境の保全と創造に関する条例
佐賀県の生態系を守るため、32種類の「移入規制種」を指定し、野外に放つ、植栽する、種子をまくことを禁止しています。さらに捕獲・採集したものをその場で放つ(再放流・リリース)も禁止されています。
ご注意ください
- 自然環境にどのような影響を及ぼすか分からない生物を、むやみに移動させないようにしましょう。
- ペットとして飼われていた、あるいは観賞用に栽培されていた外来種が野生化すると、いろいろな問題を引き起こします。 例・・・ミシシッピアカミミガメは、ペットのミドリガメとして有名ですが、野生化すると在来種の動植物を食べ、急速に繁殖します。在来種のニホンイシガメの生息域を奪ってしまうおそれがあります。
- 生物を飼育する際は、その性質を良く調べ、最後まで飼育できるかどうか考えましょう。途中で飼えなくなったからといって、野外に捨ててしまうことは絶対に止めましょう。
【自然環境と、そこに生きる動植物との調和は、長い時間をかけて築かれてきた大切なものです。移入種を持ち込むことで、その調和を崩すことがないよう、気をつけましょう。】
オオクチバス(ブラックバス)など釣りを楽しまれる方へ
佐賀市内には、自然豊かな環境の中で釣りを楽しむことができる河川やクリークが多数あり、県内外からたくさんの釣り人で賑わいます。しかし、釣り場周辺で投棄された釣り具やごみが散在してしまうと、地域の方や往来中の方を巻き込んだ重大な事故の原因ともなりかねません。ごみなどは各自で持ち帰りましょう。
オオクチバス(ブラックバス)は、外来生物法で「特定外来生物」に、佐賀県環境の保全と創造に関する条例で「移入規制種」に指定されています。釣りの後は、適切に処理しましょう。
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