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山あいにたたずむ草葺きと瓦葺きの家並み”北山窯とその周辺”

更新:2023年06月29日

北山窯

北山窯とその周辺

  • 所在地:富士町下合瀬
  • 所有者:小川 哲男
  • 構造:木造       
  • 完成年:江戸末期〜明治初期(伝聞)

作品講評

北山窯は北山湖の近く、山間にあって少し開けた田園風景に屋敷を構えています。川に沿った県道に面して生け垣や建物が連なり、草葺き民家の大きな屋根、赤瓦の土蔵が景観のアクセントとなっています。
陶磁器窯・作業場、ギャラリー、住居からなる屋敷は、30年ほど前(受賞当時)に診療所兼住宅に現在の当主が移り住んだことに始まります。幾度も改築や改修がなされ、近年の台風被害後にも職人が不足するなかで草葺きで屋根の改修が行われています。また、土蔵(※1)の漆喰壁(※2)には左官職人の技である鏝(こて)絵も保全されています。
古民家を未来へと住み継ごうとする思い、山や川、田畑と調和した営みの風景、時を超えた物語が感じられる景観です。

※1 土蔵造り:家の四面を土や漆喰で塗った構造のころ

※2 漆喰:消石灰に麻糸などの繊維質、フノリ・ツノマタなど膠着剤を加えて水で練ったもの。砂や粘土を加えることもある。壁の上塗りや石・煉瓦の接合に用いる

 

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このページに関するお問い合わせ

都市戦略部 建築指導課 景観係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁6階
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