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ペットを捨てないで(外来生物のお話)

更新:2024年09月 6日

捨てられた外来生物が原因で、いろいろな問題が起きています。

外来生物とは

もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生き物を「外来生物」といいます。

ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)

ペットショップでもよく見かけられるアメリカ原産のカメです。安価で飼育方法も簡単なため、気軽に飼い始めることができますが、最後まで世話をせず「飽きてしまった」「面倒になった」という理由で捨ててしまう飼い主も多いようです。そのため、佐賀市の川や池ではミドリガメがたくさん増えてしまいました。ミドリガメに生息場やエサを奪われ、昔から住んでいるカメはあまり見られなくなってしまいました。

アライグマ

北アメリカ原産の外来生物で、一時期は珍しいペットとして流行しました。(現在は外来生物法の規制により、環境省の許可がなければ飼育できません。)しかし、飼育方法が難しいことから、野山に捨てられた個体も多かったようです。捨てられたアライグマはエサを求めて畑や果樹園に侵入し、全国で農作物に深刻な被害を与えています。佐賀市では平成17年に大和町で生息が確認されました。

市ではアライグマの捕獲業務を行っています。ご自宅の敷地にアライグマが頻繁に出没する場合は、佐賀市環境政策課にご連絡をお願いします。

外来生物をこれ以上増やさないために

飼う前によく調べましょう。

  • 成長したらどの程度大きくなるのか
  • 寿命はどのくらいか
  • 性格は凶暴でないか

ペットの特徴をよく調べ、本当に飼い続けることができるのか、よく考えましょう。

飼い始めたら最後まで責任をもってお世話をしましょう。

  • 人の手によって捨てられたペットは、自分でえさをとることも敵から逃げることも知りません。捨てられてしまったら、大変な苦労をしなければなりません。もちろん、ミドリガメやアライグマのように環境の変化に強いものもいますが、他の生き物や人間の生活に悪い影響を与えてしまいます。

ペットを捨てることは、捨てられたペットにとっても、他の生き物にとっても迷惑なことです。絶対にやめましょう。

※外来生物には、野外に放つことなどが法律や条令で規制されているものがいます。詳しくは関連リンクをご覧ください。

 

アライグマ

アライグマ

40センチメートル~60センチメートルほどの大きさで、白い顔に黒いマスクのような模様があり、尾にはしま模様があります。

 

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)

ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)

顔に赤い模様があることが特徴です。店頭で売られているものは小さな子どものカメですが、成長すると30センチメートル以上の大きさになります。なかには10年~20年も長生きするものもいます。

関連リンク

日本の外来種対策(環境省ホームページ)

移入種(外来種)の規制について(佐賀県ホームページ)

移入種(外来種)問題を知っていますか?(佐賀市ホームページ)

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境政策課 生活環境係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁1階
電話:0952-40-7200 ファックス:0952-26-5901
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