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「田舎」談義(2016年1月8日)

更新:2017年03月 9日

 「田舎」という言葉、広辞苑を開くと「都会から離れた土地。在郷。ひな。地方。郷里。故郷。卑しいまたは粗暴な意を表す語。」などの解釈字句が並ぶ。

 私はこの「田舎」という言葉には、どちらかというと、素朴さ、自然の豊かさ、心身の癒し、ふるさとなど、いい意味のものを連想する。

 古臭い、粗野、野暮ったさ、辺鄙なものを表す嫌な言葉としてはあまり聞かなくなったような気がする。

 ところが、昨年11月末、ある地方紙を読んでいて、「田舎新聞ですけど、何か?」という見出しに目が留まった。

 

 記事の内容は、議会関係者から「田舎新聞」と揶揄されたことに対するデスクの反論というか、揶揄した方への「諭し」のようなものであった。

 この地方紙は、政府が佐賀空港へのオスプレイ配備計画を県に要請してから1年経過した節目の特集として、昨年7月に要請当時の防衛副大臣へのインタビュー記事を独自の取材で載せていた。

 このインタビューの中で、前出の元副大臣は「オスプレイ配備の正式要請前に県側と事前協議はなかった」とする1年前の自らの発言を、「事前協議はあった」と覆したのだ。このことは防衛省の統一見解を否定するものであった。

 

 この記事に関して、当事者である防衛省も佐賀県も、共に否定された。他の新聞は取り扱わなかった。

 当事者双方が否定したこと、他の新聞社が追随しなかったことなどから、この地方紙は前出の議会関係者から「取材が甘い」という評価を受け、問題の「田舎新聞」という揶揄につながったようである。

 

 記事を見て、私は「われ関知せず」と悠長に素知らぬふりをするわけにはいかなかった。

 なぜなら、私は昨年の8月市議会で、「新聞報道をどう考えるか」との議員の質問に対し、「信頼したい」と答えていたからだ。

 元防衛副大臣という肩書きを持ち、インタビューを受けられた当時は党の副幹事長という要職にもあった方の言葉である。前言を翻す言葉であったが、その言葉に「真実」を感じた。

 また、この新聞報道の数日前、私は別の用務で元副大臣に直にお会いしているが、そのときも誠実な方だと思った。

 もし、元防衛副大臣のインタビュー発言が「うそ」だったら、それを信じた私も「田舎市長」と揶揄されても仕方がないのである。

 

 先ごろ、オスプレイの佐賀空港配備が最初に要請された頃の報道記事を読み返した。そこで気付いたことがある。

 いわゆる全国紙といわれる新聞が、記者名入りで「オスプレイ佐賀打診の舞台裏」という記事をインターネットニュースで発信していた。

 私には、これと地方紙に載った内容を照らし合わせて見ると合点がいく。このインターネットのニュース記事も他紙は追随していないようだ。

 この記事も「田舎・・」と揶揄されるものだろうか?

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