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【教育長だより】オリンピックの感動よ 再び !

更新:2015年10月13日

1地域ととともに運動会「鍋っ子オリンピック」(鍋島小学校)

なべっ子大玉家族        ころころボウリング

なべっ子大玉家族 中高学年選択ふれあい走「ころころボーリング」(2)

 

 

 

 

 

2小中一貫校思斉館合同体育大会

中学生といっしょに

思斉校IMG_20541

 

平成27年10月13日

「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」

この歌は、古今和歌集で詠まれている藤原敏行の句です。

これまで暑い暑いと感じてきた自然の中で躍動的だった人の営みは、やがて夏も終わりになりますと落着きを見るようになります。

この歌のように、夏から秋への季節の移ろいをいち早く感じさせてくれるのは肌を撫でる風なのでしょう。

そして、「赤とんぼ 筑波に雲も なかりけり(正岡子規)」、「秋深き 隣は何を する人ぞ(松尾芭蕉)」のように、人は、初秋から仲秋へ、そして晩秋へと変わりゆく風物に秋の深まりを感じ、それを味わいながら生活を送るのでしょう。

すばらしい日本の四季の移ろいです。

 

今年は夏から秋にかけて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた新国立競技場の建設が白紙撤回され再検討に入ることになったりオリンピックエンブレムの撤回、再募集といったり不安な情報が世界中を駆けめぐり各方面に波紋が広がっています。

 

私は、1964年に日本で初めて開催された「第18回東京オリンピック競技大会」のことを鮮明に覚えています。

そして、高校1年生だった私は、東京オリンピックに関する資料をいろいろと集めたものでした。

それらの手持ち資料の中から改めて当時のエンブレムをみますと、日の丸とも太陽とも連想させられるインパクトのある真っ赤な大きい円と金色のオリンピックマークを配したそれには、シンプルにして重厚、格調高い気品を感じます。

聞くところによりますと、当時、東京オリンピックエンブレム制作チームがつくられ、多くのデザイナーによる英知が結集されてできあがったデザインと聞いております。

各家庭には、白黒テレビが普及しカラーテレビへの移行が始まった頃ではなかったでしょうか。

我が家にも小さな白黒テレビが、大事にされながら座敷に座っていました。

 

10月10日開会式、前日までは雨模様のぐずついた天候で心配されましたが、打って変わって澄み渡る秋空となり、絶好のスポーツ日和となりました。

午後には、オリンピックのメイン会場である国立競技場には、94カ国のオリンピック選手が集い、いよいよ東京オリンピックの開幕でした。

そこには参加国のお国柄を彷彿させる華やかさと行進中のパフォーマンスに感動し、スポーツをとおして世界はひとつになっていることを実感したものです。

 

開催期間中は、毎日高校から一目散に帰宅し、テレビに映し出されるトップアスリートの演技・競技に見入ったものです。

日曜日ともなるとオリンピックテレビ観戦一色だったのを思い出します。

東洋の魔女といわれた女子バレーボール選手の回転レシーブを駆使した活躍、小さい体でバーベルの重さを限界まで上げて挑戦していくウエイトリフティングの三宅選手の表情と筋肉の躍動、国立競技場のゴール目前で惜しくも抜かれはしたものの銅メダルに輝いた男子マラソン円谷選手の気力の走り、同じ競技でローマオリンピックに続き2大会連続で金メダルを獲得したエチオピアのアベベ・ビキラ選手の無表情で淡々とした底知れぬ力を秘めた走りがよみがえります。

また、チェコスロバキアの花といわれた女子体操のベラ・チャスラフスカ選手の華麗・優美な演技、男子柔道無差別級の決勝で神永選手を破ったオランダのアントン・ヘーシンク選手の金メダルの瞬間の姿等々、トップアスリートの鍛え、磨き上げられた精神力と演技力に大きな感動を覚えました。

そして日本国中が、日本人選手の活躍のみならず国に関係なくその活躍に惜しみない賛辞の拍手を送りました。

選手の演技にかけるおもいやその雄姿とともにオリンピックのさまざまなドラマは半世紀経った今でも、私の目にはっきりと焼きついています。

日本中の人々に感動と勇気・希望を与え、スポーツに限らずさまざまな方面で日本が成長する契機となった東京オリンピックを振り返るのです。

その後、東京オリンピックの開会式となった10月10日は、「体育の日」~スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう~と定められ、祝日(現在は10月の第2月曜日)として1966年から施行されました。

 

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのシンボルとしてのオリンピックエンブレムやメイン会場となる新しい国立競技場には、前回同様に、数々のドラマが刻みこまれ、スポーツをとおして世界の人々の心を結び、日本人のこころをひとつにしてくれる感動と希望を後世に語り継ぐものとして長く愛されて欲しいと願っています。

古代オリンピックの精神を近代オリンピックとしてよみがえらせたフランスの教育者でもあるクーベルタンにおもいをはせ、すばらしいスポーツの祭典・平和の祭典を期待するのです。

 

佐賀市は、FIFA女子ワールドカップ2015カナダ大会で準優勝したなでしこJAPANの主力メンバーの有吉佐織選手や第22回世界テコンドー選手権大会で優勝した濱田真由選手といった世界一線級のアスリートを輩出しております。

来年開催のリオオリンピック、それに続く東京オリンピックでの活躍を大いに期待するものです。

 

また子どもたちにとっては、「2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会」という素材は、多くの教育内容を含んだ「生きた教材」になり得ます。

千載一遇の学習チャンスであり、学校教育でも最大限に生かしたいと考えます。

世界の国々の文化や歴史を外国人との交流を通して学ぶ国際理解、オリンピックの歴史や意義、スポーツが国際親善や世界平和に果たす役割、障がい者理解を深める学習、体力向上やアスリートの講演・授業等による運動への興味・関心の高揚と実践化等々、学習指導の工夫次第で、子どもに夢を育むための多くの可能性を秘めています。

今後は、市内の各学校において東京オリンピック・パラリンピックを生かした教育活動を奨励していきたいと考えているところです。

 

教育長 東島 正明

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電話:0952-40-7352 ファックス:0952-40-7394
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