2015年6月19日
水質汚濁防止法第15条に基づく井戸水の水質調査の結果、兵庫町の井戸から、環境基準を超過したふっ素が検出されたことが平成27年6月17日(水曜日)判明しました。
なお、環境基準値を超えた井戸は、飲用には、使用しておりません。
環境基準は、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として、国において定められているものであり、人が一生涯かけて摂取しても人体への影響がないよう安全率等を考慮して、厳しく設定されているものです。今回の濃度から判断すると、直ちに人体への影響はないものと考えています。
1 場所等
(1)場所
佐賀市兵庫町
(2)検査結果
環境基準を超える1リットル当たり1.7ミリグラムのふっ素が検出されました。(環境基準:1リットル当たり0.8ミリグラム以下)
2 対応
検出井戸周辺の調査を実施します。井戸水の安全が確認されるまでは、井戸水の飲用は控えてください。
3 原因
現時点では不明です。周辺の事業所へのふっ素使用の聞き取りを行う予定です。
《参考》
ふっ素について
ふっ素は自然界に広く分布し、主に地質に由来し、花崗岩地帯の井戸水や湧水にも多く含まれています。例えば、海水中には1.2~1.4mg/L、福岡の花崗岩層から3.7mg/L、佐賀の温泉(鉱泉)では7.3mg/L含有しているとの記録があります。
健康(人体)への影響について
ふっ素の環境基準は、人が生涯(70年)にわたって摂取をしても健康に影響が生じないように安全性を十分考慮して設定されているものです。今回の濃度から判断すると、直ちに健康被害を生じる心配はありません。しかし引き続き摂取することに対しては、年齢や健康状態によっては、斑状歯(はんじょうし)(歯に褐色の斑点や染みができる)等に影響が出る可能性があります。
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