いやな広告(2014年6月2日)

更新:2017年03月 9日

いやな広告

「お父さんクサイ」「イヤなニオイ」「きつい口臭」など大きな活字が目を引いた5月19日のある地方紙の新聞広告。

最初は週刊誌の広告かと思って読んでみると、下の方には「きつい口臭がお茶ですっきり」という見出し。健康食品と言うか健康茶の類の広告だった。

すでに高齢者の仲間入りをしている私だが、気のせいか、高齢者が肩身を狭くするような言葉が目につくようになった。

いやな言葉の一つに「加齢臭」がある。医学的な言葉かどうかは知らないが、よく耳にすることばである。

先日、ある講演会で講師の老医師が、孫と同居の家庭の悩みごとの例として挙げられたものに「加齢臭」があった。

高齢者が同居している家庭で、洗濯を一緒にしてもらえないところも出てきたという。

もし、我が家で「おじいちゃんの洗濯物は別にしてください」とか「おばあちゃんの洗濯物は後にしてください」などと言われたらどんな気分になるだろう。目に入れても痛くないぐらいに可愛い孫との団らんもいっぺんに興ざめである。

少々前の話になるが「除菌」「抗菌」という言葉がはやった。

除菌とか抗菌機能を謳った水回り器具や台所用品など、多くの商品が開発された。

そのことで「菌」に対して私たちも敏感に反応するようになった。

やがて、この「菌」はエスカレートして「バイ菌」といういじめ用語にもつながったと私は記憶している。

逞しく生きてゆくためには、無菌の状態よりも少しの菌はあってもよいのではないかと私は思うのだが、如何なものだろう。

商売本位で過激に広告する企業があるが、この謳い文句に、敏感に順応する消費者であって欲しくない。

家族との理想の住み方に関して、先日、内閣府の調査結果が報じられていた。

それによると理想の住み方として「親子と祖父母の近居」が31.8%、「親子が祖父母と離れて住む」が21.7%、「親子と祖父母との同居」が20.6%だったそうである。

「親子と祖父母との同居」の数値が20パーセントを超えていたことは、私には意外だったが、これ以上「親子と祖父母の距離」を離さないためにも過激でいやな広告は慎んで欲しいものである。

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