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人権コラム(平成27年3月15日号)

更新:2015年04月 2日

平成26年度人権啓発ポスターコンクール優秀作品
平成26年度人権啓発ポスターコンクール優秀作品(3月)


あなたの人権 わたしの人権

「ふるさとが言える社会を」

誰でも、自慢したり、なつかしく思う故郷をもっていますが、自分の生まれ育ったふるさとを名乗ることで、差別されたり仲間外しに遭うなど、傷つき悲しむ人がいます。
被差別部落出身の詩人丸岡忠雄さんの詩集「ふるさと」の中に『″ふるさとをかくす″ことを 父は けもののような鋭さで覚えた [中略]吾子(あこ)よ おまえには胸を張ってふるさとを名のらせたい[後略]』という詩があります。これはふるさとを告白したことで、許婚者(いいなずけ)に去られてしまった。また、自死した友への悲しみや憤りを胸に「わが子にはふるさとを名乗れる社会でありたい」という思いをこめたものです。生まれ育った場所を理由に「結婚を反対される」「就職ができない」これが部落差別問題(同和問題)です。
平成23年3月11日東日本大震災が発生し、東北地方を中心に甚大な被害がもたらされました。特に、福島第一原子力発電所の事故の影響により、被災地から避難した人々へ向けた、放射能に関する根拠のない風評による差別が発生しています。
例えば、福島から避難してきた児童が、転校先で地元の子どもたちから「どこから来たの」と聞かれ「福島から」と答えると「放射能がうつる」と言われ、仲間外しに遭っています。
ふるさとを隠すことなく、胸を張って「これが私のふるさとです」と言える差別のない社会をめざすためには、すべての人が差別をなくすための当事者です。そのためには正しい知識と人権意識を育むことが大切です。
(社会同和教育指導員 西村正元)

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