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毎年3月27日~4月8日は 「佐賀市発達障がい啓発週間」です!

更新:2024年03月14日

 毎年4月2日は「世界自閉症啓発デー」

この啓発デーは、平成19年に国連が定めたもので、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。
日本でも、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日までの期間を「発達障害啓発週間」として、シンポジウムの開催やランドマークを青色の光でライトアップする等の取り組みが行われています。
佐賀市においても、自閉症を含む発達障害の啓発を目的に、毎年3月27日から4月8日までの期間を「佐賀市発達障がい啓発週間」と定めておりさまざまな啓発活動を行います。みなさんのご理解とご支援をよろしくお願いします。


1. 発達障がいについて

発達障がいは、脳の発達の仕方の違いから表れるもので、言葉やコミュニケーション、社会性などの発達に生まれつき凸凹(でこぼこ)がある障がいです。
生まれながら脳の一部の機能に何らかの不具合が生じている状態と考えられていますが、はっきりとした原因は今もわかっていません。また、親の育て方や本人の努力不足が原因でもありません。

発達障がいの特性の現れ方は個人差が大きく、対応の仕方にもその方に合わせたさまざまな配慮が欠かせません。ここでは、発達障がいの主な種類と特徴・対応のポイントについてご紹介します。


(1)自閉スペクトラム症

 

特徴 他人の気持ちを理解したり、コミュニケーションを図ることが不得意です。
また、特定の人や物に対し、強いこだわりを示したり、パターン化した行動を見せることがあります。
対応のポイント ・何かを伝える時は、言葉だけではなく絵や写真、文字など視覚的に理解できるものを添える。
・抽象的な表現を避け、短い表現で分かりやすく伝える。
・光や音、臭いなど本人が苦手とする特定の刺激をできるだけ避けるように環境を調整する。
・その日のスケジュールや作業の手順などは紙に書いて見えるようにしておく。
 

 

(2)注意欠如多動症

 

 
特徴 一つのことに集中できない・忘れ物が多い(不注意)、落ち着きがなくじっとしていられない(多動・多弁)、順番を待つことができない・考えるよりも先に動く(衝動的な行動)などが特徴です。
対応のポイント ・できないことを叱るのではなく、できることをほめて伸ばしていく。
・言葉だけの指示ではなく、具体物などを見せ視覚的に伝える。また、指示は一度にひとつ出す。
・集中力が途切れないよう、課題を細かく区切ったり、気になる刺激を排除する。


(3)学習症

 

特徴 全般的な知的発達に問題はありませんが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学ぶことに著しく困難を示します。
対応のポイント ・できないことを非難しない。
・できない部分を明確にし、本人にとって分かりやすい方法を考える。
(読字障害の場合:文字を大きくする、行間を広げる、聞いて覚える等)

※ 障がいはその特性により、周りの人との間に誤解を生むことも少なくありませんが、特性は時に強みにもなり、社会の中で優れた能力を発揮する方も多くおられます。
発達障がいがあることで一生発達をしないということではなく、できるようになるまでに時間を要したり、工夫や配慮が必要です。そのためには、その人がどんなことができて、何が苦手なのか、どんな魅力があるのかといった「その人」に目を向ける周囲の理解と温かな配慮が欠かせません。

正しい理解の下に、誰もが幸せに暮らせる社会の実現を目指していきましょう。

 


2.佐賀市での啓発の取り組み

(1)市役所本庁1階の窓口をシンボルカラーであるブルーでデコレーションしたり、4月2日には、市役所本庁1階の窓口職員が、青色のスカーフやポケットチーフを着用してPRします。

(2)世界自閉症啓発デーの日を挟んで3月27日~4月8日、日没~22時まで筑後川昇開橋が自閉症のシンボルカラーである青色にライトアップされます。

(3)発達障がい啓発週間の期間中、佐賀市立図書館では発達障害に関連した書籍の特設コーナーを設けています。

   ブルーライトアップされた昇開橋  DSCF1488

 
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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 障がい福祉課 発達支援室
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁1階
電話:0952-40-7248 ファックス:0952-40-7379
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