発達障がい (2015年2月13日)

更新:2017年03月 9日

最近、我が家の玄関に時々ではあるが、小さな赤い靴が陣取るようになった。近くに住む孫娘がよちよち歩きを始めたからだ。

その靴を見ると私はなぜか「春よこい早くこい・・・」と童謡の『春よ来い』を口ずさみたくなる。

このように『爺バカ』な私であるが、孫のことで気になることがある。

それは、年々患者数が増えている発達障がいである。

「もしかして我が家の孫もその可能性が・・・」と心配するくらいに増加しているのである。


平成26年度の数字だが、佐賀市立の小中学校では、「発達障がい」の可能性のある子供が5%近くいると報告されている。

発達障がいは不登校や引きこもりの原因になったりするので、子供のいる家族にとっては無関心ではいられない。

この発達障がいは『障害』というよりも「特性」として捉えたいのだが、いまのところ一つの「病気」として捉えられている。

できるだけ早い時期に発見されれば、症状の緩和も期待できると言われている。

佐賀市では一歳半児健診や三歳児健診のときに特に関心を持ちながら対応し、相談にも応じている。


厚生労働省のホームページでは、発達障がいについて次のように説明されている。

『発達障害は生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。
ですが発達障害は「先天的なハンディキャップ」ではなく、「一生発達しない」ものでもありません。発達の仕方が通常の子供と異なっていますが、支援のあり方によって、それがハンディキャップとなるのかどうかが決まると言えます。
人は、家庭環境や教育環境など、様々な外的要因に影響を受けながら一生を通して発達していく存在であり、発達障害の人も同様です。つまり発達障害の人にも成長とともに改善されていく課題が多くあります。
幼いころには配慮が受けられず困難な環境の中で成長してきた発達障がいの人も、周囲からの理解と適切なサポートが得られれば、ライフステージのどの時点にあっても改善への道は見つかるでしょう。』

発達障がいの原因究明が進められてきたが、残念ながらまだその発症の「原因」というか「要因」までたどり着いていない。

先に紹介したように厚生労働省では発達障がいを「生まれつき」と言っているが、この言い方に私は疑問を感じている。

何故ならこの症状を持つ子供が増え始めたのはそんなに古いことではないからだ。

20年前頃から問題視されるようになり、ここ7~8年程前からその増加傾向が目立つようになったと言われている。

増えた理由を「診断技術の向上」という人もいるが、子育て現場で長く働いた方の「昔はそんなに見なかった」という経験談を聞くと、「診断技術の向上」というだけでは説明がつかないようだ。

原因がわからない中にも、患者が増えているのは確かだ。


ところが先日、福岡市で産婦人科と麻酔科を営む富士町出身の医師が「発達障がいはお産に関係するのではないか」ということを問題提起する本を書かれた。

お産の後の新生児管理の問題点を指摘されていて、説得力がある。

少子化と言われて久しい。子供は社会の宝である。

「生まれつき」ではなく、防ぐことができる「病気」なら、一日でも早い原因究明が求められる。

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