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【教育長だより】全国に認められた佐賀市小・中学校の「環境にやさしい学校づくり」~「環境大臣賞」受賞~

更新:2015年02月24日

定例校長会において校長会長に表彰伝達を行う

定例校長会において校長

会長に表彰伝達を行う

兵庫小 全校児童による「学校版環境ISO」キックオフ宣言
兵庫小 全校児童による

「学校版環境ISO」キッ

クオフ宣言

鍋島中 環境美化活動で河川清掃
鍋島中 環境美化活動で河

川清掃

平成27年1月21日

新年明けましておめでとうございます。
本年も佐賀市教育の推進にご支援・ご協力をよろしくお願いします。

年が明け元旦になると、前日までの年の瀬の喧噪が嘘のように静寂に包まれ、社会全体に厳粛な空気がみなぎります。
そして、それはやがて賑わいへと変わっていき、新しい年、平成27年の始まりを実感します。
日本の伝統的な正月の雰囲気を味わいながら、今年の抱負を胸に刻んだところです。
子どもたちが長期休業に入ると、いつも、“自分の子どもの頃は?”と半世紀以上も前の頃に思いを馳せます。
戸外の冬の遊びと言えば、凧揚げやこま遊び、寒さを吹き飛ばすように鬼ごっこで走り回り、雪が降れば喜び勇んで雪合戦、そして秘密基地を拠点に友だちと遊び興じたことを思い出すのです。
そこには、必ず豊かな自然と友だちがありました。
そして、“子どもは風の子”という言葉をよく耳にしたものでした。

ところで昨年12月には、「第28回 佐賀市少年の主張大会」が開催され、26校区・地区から26名の小・中学生代表が自分の考えを主張いたしました。
子どもたちは、学校や家庭、地域社会で多くの人や身近な環境と関わって生活しています。
そして、日常の生活を通して成長していく中で学び、課題を持ち、その解決に向けて考え、将来への希望を膨らませていくものです。

発表した子どもたちは、実に堂々として自信に溢れた態度でした。
また、大人にも勝るとも劣らない主張内容ばかりで、大変感銘を受けたところです。
しかも、大人への提言とも受け止められるものであり、大人としての在り方を見つめなおす機会ともなりました。
きっと子どもたちの考えは、そこに参加した大人の心に響いたことでしょう。
私は、その中でも、自然や生活などの「環境」を課題とした発表に目を向けてみました。
環境をテーマとした発表は、ほたるの飛び交う美しい自然環境とその保全のために活動する地域社会の人々の連帯感、生態系が保たれる自然の素晴らしさ、自然の恵みをいただき生活できる喜びと自然への感謝、空気がきれいな緑に包まれた山や清らかな水をたたえる川などの自然の懐で遊べる喜び等々、実体験を通した説得力のあるものでした。
そして共通点として、美しい自然とそこに暮らす人々の絆への感謝と自然を守り続けるための実践意欲が窺われ、主張の根底には、「ふるさとへの愛着と誇り」があるように思いました。

市民のみなさんは各学校に「佐賀市学校版環境ISO認定校」という看板が掲げられているのを目にされているのではないでしょうか。

「佐賀市学校版環境ISO」は、佐賀市の全小・中学校でその活動に取り組んでいるものです。
これは、平成14年度から取り組み、順次市内の学校全体へと広げていき、「環境にやさしい学校づくり」を目指しているものです。
各学校の活動は、3年ごとに「更新審査」を行い、合格した学校には認定証を交付していますが、そのたびに、活動の工夫・改善が行われて充実してきているところです。
この間2度の市町村合併がありましたが、平成22年度までには、市内全ての53小・中学校が認定されています。

現在、温暖化や自然破壊等地球環境の悪化が深刻化し、環境問題への対応は地球的規模で最重要課題ではないでしょうか。
国際的には、昨年は、南米ペルーのリマにおいて国連気候変動枠組条約の第20回締約国会議、いわゆる“COP20”が開催され、地球温暖化防止に向けた協議がなされました。
決裂は辛うじて避けられたものの来年の最終合意を注目しているところです。
我が国においても、環境省では平成10年度から毎年、12月を「地球温暖化防止月間」と位置づけて取り組みが行われ、その一環として、「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」があります。

今回、「佐賀市学校版環境ISO」として市内全小・中学校で取り組んでいる活動が、平成26年度地球温暖化防止活動「環境教育活動部門」において高く評価され、栄えある 環境大臣表彰 を受け、去る12月3日に東京で授賞式が行われました。
各学校では、身近な環境問題に目を向け、組織的に実践してきた環境保全活動が全国に認められ、誠に喜ばしい限りです。

本市で取り組んでいる「佐賀市学校版ISO」は、どこにその特長(価値)があるのでしょう。
それは、

  1. 学校組織として児童生徒と教職員が協働で取り組んでいる。

各学校では、教職員は、校長を総括責任者、環境教育担当教職員を推進責任者、全教職員を推進委員とし、児童生徒は、環境リーダーを環境委員会、環境実行リーダーを各学級の係、そして、実行委員を全児童生徒に役割分担と責任を明確にして学校全体で組織的に活動しています。

  1. 児童生徒が、自ら企画し実践している。

学校生活における環境保全活動(リデュース~ゴミ削減・リユース~再利用・リサイクル~再資源)の目標を児童生徒自ら設定し、毎年度当初に全校による「キックオフ宣言」を行って、環境にやさしい学校づくりのために実践しています。

(学校毎に多少の違いはありますが)活動の主な内容は、(1) 節電・節水 (2) 紙(物)を大切に (3) ゴミ減量と分別収集 (4) 緑化活動 (5) ボランティア活動 です。

  1. 家庭や地域との連携で活動している。

地域連携クリーン作戦等の活動を通して、保護者や地域住民を巻き込んだ活動が多くみられ、環境保全の意識啓発が学校から発信され地域ぐるみの活動へと高まってきています。

  1. 審査により認定証の交付、更新をし、継続した活動である。

各学校での活動は行政機関による審査を行います。初回の認定から3年ごとに更新審査を行い、その間、活動の工夫・改善が図られており、実践の継続と充実がみられます。

環境保全活動は、幼いころからその意識を高め実践していく教育が重要です。
その意味から学校における環境教育は大変大切な教育活動です。
今後も、子どもたちが身近な活動から学習を始め、日常生活で実践する、家庭生活においてはエコライフの実践、地域社会においては環境保全活動に積極的に参加する子どもを育てていきたいと考えます。
それが将来に向け、「持続可能な社会づくりに貢献する人材」の育成につながるものだと思います。

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