子育て応援コラム「アタッチメント」 No.29 令和7年10月号
「乳幼児と一緒のお出掛け、けっこう大変です」

梅雨の時期、猛暑の時期を乗り切り、気持ちよく外出しやすい時期になりました。子どもと室内に閉じこもりがちだった方、病院や買い物など必須の外出だけだった方も、子どもと一緒にリフレッシュしたい気持ちが膨らんできたのではないでしょうか。
今回は、外出時に周囲の方から保護者さんへの配慮やサポートが増えることを願って、子育て応援のコラムを書くことにしました。
この夏、ある子育てサロンが終わった時の、支援者の言葉かけに感心したと私の友人が話してくれました。「お母さん、先に車のエンジンかけて冷房つけてきてね。ゆっくりでいいよ。私たちがお子さんとここで待っておくから。」こんな優しい風景が増えたらいいなと思えました。
乳幼児期の子と一緒に実際にお出かけするとなると、行き先や時間帯や安心対策の準備にはとても神経を使います。飲食物、着替え、機嫌が悪くなった時の対応グッズなど大荷物。車やベビーカーに子どもを乗せるのも一苦労。子ども一人分の用意も容易ではないのですから、大人ひとりでふたり以上の子どもと一緒にお出かけするのが如何に大変か。そして、周囲のサポートがあればどんなに助かるか。
バス停で、駅のホームで、駐車場で、スーパーマーケットで、困った様子の保護者を見かけたら、本当は、声をかけてほしいところです。ところが、見知らぬ人の親切を受けづらい社会になっています。「大丈夫ですか?」「あ、大丈夫です。」で終わってしまうこともあります。声をかける側も、押し付けがましいと思われないか、不安もありますね。保護者から結構ですと遠慮されてしまうことも想定した上で、私たちにできそうなサポートがありそうです。
まずは、具体的に保護者が何に困っているか様子を見てみましょう。直接子どもに触れる行為は避け、穏やかな笑顔で、「よかったら、ボタン押しましょうか」、「段差があるので、ベビーカーを一緒に運びましょうか」など、具体的な行為を伝えてみませんか。あるいは、直接声をかけなくても、入退室の際、無言でドアを開けて待つ、あるいは、周囲の人に「ベビーカーが乗るスペースをあけましょうか」と声をかける等も、小さな勇気を奮い起こして出来るといいな。
やっとの思いで保護者が乳幼児を連れて外出すると、周囲の人たちに向けて「すみません。ごめんなさい。」が増えると聞きます。子連れの外出を「周囲の迷惑になる行為」と思わせるような悲しい佐賀市にしたくありませんよね。佐賀市を子どもの幸せを何よりも優先するまち、「ありがとう」の花が咲く街にしたいから。子どもを連れて幸せそうに過ごす保護者の姿を私たちの誇りにしたいなと願います。
佐賀市こども・子育て支援専門アドバイザー 田口香津子
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