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- 日時 令和6年9月26日(木) 10時30分~11時29分
- 場所 佐賀市役所2階 庁議室
記者発表資料
会見内容
R6.9定例記者会見会見録【 PDFファイル:574 キロバイト 】
【司会】
ただいまから市長定例記者会見を行います。
【市長】
9月の定例記者会見を始めさせていただきます。
≪SAGA2024≫
9月5日から会期前競技がスタートして、佐賀市開催の競技で5競技10種目、体操や水泳、ローイング、サッカー、テニスとやってきました。
昨日9月25日までの間に、4万5,000名の方に競技をご覧いただいて、私も各競技を見させていただき、本当に多くの感動が生まれたと思っています。
応援の力というのが、選手からも聞きしましたが、本当によく聞こえているというのと、もう涙が出るぐらい嬉しかったということで、自分の力が100%以上出せたと言っておられたのが印象的でした。
多くのみなさんに来ていただいて、ありがたいと思っていますし、これから本会期も始まっていきますので、ぜひ多くのみなさんにお越しいただきたいと思います。
また、佐賀らしいおもてなしということで、バルーン係留は、選手のみなさんにも喜んで写真を撮っていただいたり、文化会館もおもてなし広場ということで、佐賀の応援おにぎりとして、佐賀らしい美味しいものをおにぎりにして、1,200個を今までふるまっています。
そうしたおもてなしを通して、新しい大会を引き続き盛り上げていきたいと思っています。
そして会期前競技は、本日からクレー射撃、ライフル射撃と続きまして、10月5日から総合開会式、そして本会期となります。
佐賀市では8競技が開催され、まだまだ熱い競技が繰り広げられていきますので、ぜひみなさんと一緒に盛り上げていきたいと思っています。
≪SAGA2024歓迎イベント≫
歓迎イベントについて、サガ・ライトファンタジーをいつもバルーンの時期に合わせてやっていますが、それを1か月前倒しして、10月4日にSAGA2024歓迎イベントで開催し、本会議を盛り上げていきたいと思います。
16時半からは、佐賀牛祭、佐賀酒コレクションということで、佐賀のお酒や佐賀牛を使ったオリジナルのメニューが味わえるイベントも同時開催されます。
そして夕方からライトファンタジー点灯式が始まり、佐賀駅前交流広場でティーンズミュージカルSAGAの「Batons」のダンスや、モダンジャズオーケストラの演奏などが予定されています。
また、訪れる方々に佐賀の街なかで楽しんでいただきたいということで、1,000円クーポンを先着100名の方にプレゼントします。
「サガマチ・ランデブーex」ということで、サガマチ・ランデブーの仕組みを活用しながら、訪れる方も登録の手間をなくした形で簡単なアンケートに答えていただき、既存の仕組みを活用して141の対象店舗で利用できるというものです。
いっぱい佐賀の街にも、お金も落としていただきたいと思っています。
≪国スポ ナイトゲーム≫
ナイトゲームを再来週の火曜日、5時半からバレーボール競技で開催します。
ユニフォームなどの応援企画には、3,000人の方に応募いただきました。
今までも、選手を応援しようということで、みなさんブルーのTシャツやタオルなど、ブルーのグッズを持ってきていただき、みんなで一体感を持って応援してきました。
ナイトゲームの限定セットメニューが決まり、大変お得なセットになっています。
1,000円で唐揚げやキンパやフランク、アルコール各種がついてくるということで、佐賀市役所からも、仕事帰りに観戦に行きたいと思っていますし、多くの市民のみなさん、県民のみなさんにもご参加いただきたいと思っていますので、ぜひみんなで盛り上げていきましょう。
≪サンライズストリート≫
8月末にサンライズストリートの東側の歩道が完成し、カラー舗装をしたり、歩道広げたり、街路灯を整備したり、また賑わいと交流のスペースとして、SS広場、SUNRISE POCKET、SUNRISE BOXもオープンしています。
オープンカフェやベンチなどを置ける「ほこみち」制度をうまく活用して、テーブルハウスなども設置しています。
おもてなしスポットとしてフラワーポットを置いたり、トイレシェアリングとしてサンライズストリート沿線で6か所協力いただき、どなたでもトイレを利用できるようになっています。
暑さも少し和らいできたので、ぜひサンライズストリートを歩いていただき、みんなでプロスポーツの応援も含めて盛り上がっていければと思っています。
≪日本版ライドシェア スタート≫
新しい交通として、来週火曜日から「日本版ライドシェア」がスタートします。
九州では、福岡に次いで2番目です。
タクシー車両が平成30年と比べて15%減、タクシー運転者は23%も減少しています。
市民にとって身近な交通としての利便性に課題がある中、新たな取り組みが課題解決の一歩につながればと考えています。
仕組みは、乗車地と目的地をグーグルマップのような感覚で指定すると、運賃も事前に確定するので、遠回りするといったこともないですし、安心安全に使っていただける仕組みになっています。
タクシー事業者がしっかりと研修をしたり、運行管理をしたりと、安全も担保した形になっています。
今回、タクシーアプリ『GO』を活用しますが、これと佐賀市スーパーアプリを連携して、スーパーアプリからもタクシー車両やライドシェア車両を呼べるように10月1日からします。
こうした自治体アプリとの連携も、全国で初めての事例かと思います。
出発式を来週火曜日11時45分から、実際にライドシェアの車両とドライバーの方に来ていただきます。
そして私も利用してみたいと思っていますので、ぜひ多くの記者のみなさんにもお越しいただければありがたいと思っています。
≪自動運転バス 実証実験≫
国スポ・全障スポの期間中14日間で、自動運転バスの実証実験をします。
今回は、実際のバスに乗る感覚で、佐賀駅バスセンター6番乗り場で乗っていただき、SAGAサンライズパークのバス停で降りるということで、実装に近い運行ルートで実施します。
昨年度はレベル2で運転手が何か車両を回避するときはハンドル操作をしていただいていたところ、今回はアパホテル北から佐野常民像前までの区間でレベル4相当ということで、一定条件下での全ての運転操作を自動で行い、駐停車車両があったりするなどイレギュラーなことがあっても回避を自動でやるということで今回は実施します。
今回、佐賀学園西交差点で信号連携を新たに行います。
我々は青信号がいつ黄色になって赤になるかっていうのは分からないですが、自動運転車の場合は、あと何秒したら青信号が黄色になったり赤色になったりするということが予め分かります。
人が運転していると黄色になったら急に止まる人もいれば、急に加速する人もいると思いますが、自動運転車の場合、非常にスムーズに行うことができます。
昨年度も1,400名の方が利用していただきましたが、今年度は、実際のバスのような感覚で乗れると思いますので、ぜひ乗っていただき未来を実感していただければと思います。
≪電動キックボード 実証実験≫
9月8日から、電動キックボードの実証実験が始まり現在も実施中です。
3か月間の実証実験を予定し、佐賀駅を中心とした2、3キロのエリアで実施しています。
佐賀駅の南北2か所で電動キックボードの貸し出しが行われ、SAGAMADOではヘルメットの貸し出しも行っています。
利用者からは「思ったより簡単に使えた」、「佐賀は平坦なので利用しやすい」といった声が寄せられており、普及の可能性を感じています。
安全面も警察と連携し、事前に研修会を開催するなど、万全の体制で進めています。
この実証期間中に、新たな移動手段としての有効性を検証し、今後の展開を考えていきたいと思っています。
≪プロスポーツリーグ 新シーズン開幕≫
Bリーグの開幕戦について、10月5日に佐賀バルーナーズの開幕戦が、国スポの総合開会式と同じ日に開催されます。
佐賀での開幕戦の対戦相手は千葉ジェッツで、既にチケットは完売しています。
SAGA久光スプリングスの開幕戦は、佐賀で11月16日と17日に予定されています。
国スポを通じて多くの方がスポーツの素晴らしさやその力を改めて実感されたと思いますので、その盛り上がりをプロスポーツにもつなげていきたいと考えています。
さらに、パリオリンピックでバスケットボール日本代表が活躍し、千葉ジェッツには渡邊雄太選手や富樫勇樹選手といった錚々たる選手が佐賀に来る予定です。
また、SAGA久光スプリングスは今シーズンからSVリーグに参戦し、佐賀市も新たにホームタウンとなりました。
SAGAアリーナでのホームゲームは今シーズン12試合が予定され、ぜひみなさんと一緒に盛り上げていきたいと思っています。
≪街なか指定駐車場無料デー≫
街なか指定駐車場無料デーについて、佐賀バルーナーズやSAGA久光スプリングスのホーム戦で実施していきたいと考えています。
佐賀バルーナーズのホーム戦は16回、SAGA久光スプリングスのホーム戦は10回予定されています。
これらの機会に、ぜひ来街を促進していきたいと思っています。
これまでの実績でも、白山・唐人エリアでのクーポン利用が進んだという結果が出ていますので、今年度も「サガマチ・ランデブー」の活用などを通じて、クーポンの発行を計画しています。
また、佐賀海苔をプレゼントするコラボ企画も、佐賀市水産業振興協議会のみなさんと連携して行っていく予定です。
≪佐賀インターナショナルバルーンフェスタ≫
バルーンフェスタについてです。
今年度は大型イベントが続く中で、新たなキャッチコピーとして「空は一つ、感動は人の数だけ」という言葉を掲げました。
佐賀でしか見られないこの風景を、多くの方に楽しんでいただき、感動を持ち帰ってもらいたいという思いを込めています。
ご家族や選手、さまざまな方々が佐賀の素晴らしい空を見上げ、バルーン競技に感動していただけることを願っています。
今年のバルーンフェスタは10月31日から開催され、15か国・地域から128チームが参加予定で、世界選手権を除く過去25年で最多の参加チーム数となります。
イベントの詳細については、ドイツから初参加となるトリケラトプスのバルーンや、アメリカからビーバーのバルーンが登場します。
バルーンファンタジアや気球教室、保育園や幼稚園の子どもたちを招待するキッズプログラム、トライアルバイクショー、そして幻想的な夜景を楽しめる「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」といったイベントが行われます。
そして、今年のバルーンフェスタでは、累計来場者数が3,000万人を突破する見込みです。
≪バルーンフェスタ・サテライトイベント≫
バルーンフェスタ・サテライトイベントでは、サガマチ秋遊フェスということで、はらぺこマルシェを松原神社で開催し、ハンバーガーやクレープなどのスイーツをお楽しみいただけます。
また、ハーバリウムづくりなどのものづくりワークショップ、バルーン係留搭乗体験、スタンプラリーや謎解きアドベンチャーなども予定しています。
≪サガ・ライトファンタジー≫
サガ・ライトファンタジーは、今年は102日間と、これまでで最長の開催期間となり、100万球を超えるイルミネーションで街を彩る予定です。
また、バルーンフェスタの前夜祭では、選手や関係者、クルーのみなさんをお招きし、式典やパレード、ストリートパーティーを開催します。
写真にあるようにパレードでクルーのみなさんにバーナーアクションをしていただくとともに、関係者のみなさんも前夜祭へ参加していただき、大会の盛り上げにつなげていきたいと考えています。
≪エコプロアワード 奨励賞≫
「エコプロアワード 奨励賞」を受賞しました。
この取り組みは「木なる紙」と呼ばれ、これまでに2回「グリーン購入大賞」を受賞しており、今回3回目の受賞となり、公的機関としては唯一の受賞です。
佐賀市で「木なる紙」の製品を購入し、その収益を森林の所有者に還元するというもので、累計で還元金が2,000万円を突破し、同様の取り組みが他の自治体にも広がっています。
現在では全国の50%以上の都府県に拡大し、モデル的な取り組みとして高く評価されています。
授賞式は12月6日にビッグサイトで開催される予定です。
≪介護予防講演会≫
次に、介護予防の取り組みについてです。「ごぼう先生」こと梁瀬先生をお招きします。
大変人気のある講演や研修を、これまでに600回以上行ってこられた方で、椅子に座ったままできる健康体操の普及活動をされています。
今回のイベントでは、血管年齢の測定会やダンベル体操、体組成測定会なども予定しています。
これらを通して、みなさんに自身の健康状態を知っていただき、介護予防について学ぶきっかけにしていただきたいと考えています。
≪佐賀市民芸術祭≫
第12回佐賀市民芸術祭を11月9日と10日に開催します。
見どころとして、庄野真代さんによるジャズステージが予定されており、「飛んでイスタンブール」でおなじみのパフォーマンスをお楽しみいただけます。
また、ダンスショーケースが初めての開催となります。
バル・ヴィーナスや佐賀東高校、佐賀学園高校、鳥栖商業高校など6団体が出演し、ハイクオリティなダンスを披露します。
さらに、西側広場では、BMXの中川きららさんによるマイクパフォーマンスや吹奏楽、ジャズの演奏も予定されています。
多くのみなさんに文化芸術に触れていただけることを期待しています。
書道パフォーマンスやCGアートの展示なども予定していますので、ぜひご参加ください。
≪未来を創るセミナ―≫
未来を創るセミナーを10月12日に開催します。
このセミナーには、クリーク・アンド・リバー社の井川幸広会長をお迎えします。
知名度や実績、資金がほぼゼロから、年商500億円の企業を作り上げた佐賀出身の方です。
井川会長は、これまでさまざまな事業に取り組んでこられ、この挑戦を続けてこられた経験は非常に貴重です。
「クリエイティブ」という言葉に対して、少し距離を感じる方もいるかもしれませんが、今後の時代には新しい創造的な問題解決能力と思考、スキルが必須になると考えています。
起業を目指している方や、事業課題に悩んでいる経営者、新しい製品やサービスを生み出したい方々に参加していただきたいセミナーです。
地域経済が持続的に発展していくために必要なビジネスマインドを、地域全体で進めていきたいと考えています。
≪質疑応答(発表項目)≫
【記者】
国スポに関して、先ほど市長から足を運ばれて多くの感動が生まれたとか、応援の力を感じたとかいう話もあるんですけれども、初の国スポということでいろいろ会場を見られて、会期前競技の感想と、来月5日から本会期が始まることへの期待感について、もう少し具体的に伺えたらと思います。
【市長】
今回、パリオリンピックが直前に開催されたことで、最初の体操競技にはオリンピアンたちもたくさん参加する中、多くのみなさんにお越しいただきました。
5,000人の方に来場いただき、本当にレベルが高い競技が繰り広げられ、佐賀県チームも成年男子が2位で女子が4位、そして少年男子が5位、女子が11位とそれぞれ大活躍をされました。
みなさんのハイレベルな競技を至近距離で見ることができ、会場も大きく盛り上がっていました。
こうした機会というのはなかなかないですし、市民、県民のみなさんがスポーツの力というのを迫力のある形で感じる機会となりましたので、これを今後も生かしていきたいと思っています。
スポーツが身近に街の中にあることで、スポーツを通じて街やビジネスにもつながっていく、そうしたきっかけになっていくのではないかという期待を持ちながら見ていました。
それから、ハイレベルな競技を観戦するときに自分たち一人ひとりの声が結果に影響するということがあまりピンとこない部分あると思いますが、実際、少年女子サッカーのときに歓声が上がったことをきっかけに、逆転につながったりと、そうした奇跡的なことが起きるんだと、私は、その場面を見て甲子園の佐賀北高校の優勝を少し思い出しました。
声援の力で普段持っている以上の実力が出せるというのも、ホーム開催で大きな地元の力が選手とつながっていくという実感も持ったところです。
今回、おもてなしのコンセプトを応援として、応援する街になろうということで佐賀市としても取り組んできています。
会期前競技からたくさんの人に来てもらっていますので、これを本会期にもぜひつなげていきたいと思っています。
皇室のみなさん方にもお越しいただきますし、佐賀にとっても素晴らしい名誉なことだと思います。
また佐賀の文化や佐賀の良さというところにも関心を持っていただき、触れていただける機会もありますので、しっかりとお迎えをして、佐賀の良さを今後もさらに磨いていく、そうしたきっかけにつなげていきたいと思います。
【記者】
電動キックボードの実証実験が始まったということで、手軽に乗れていいと思うんですけれども、いろいろ事故とか飲酒の問題とかも指摘されています。
今のところまだ3か月のうちの20日弱ぐらいですが、これまでの利用実績と、事故などがあったのかどうかも含めて教えていただければと思います。
【市長】
9月8日からスタートで、今回10台で実施しています。
安全性については、警察とも綿密に協議しながら、事前に佐賀県警の協力を得て、乗車体験会や、交通ルール、電動キックボードの乗り方の啓発なども行っています。
そうした中でご指摘いただいた飲酒の対応として、利用時間を18時までに制限するなど、時間的な制限をかけたりしています。
それから、アプリを使うことで、利用できないゾーンの設定もできることになっています。また都市公園などで進入が禁止されるエリアについては、乗り入れると自動的に加速しなくなるという設定をすることで、安全性の対策をとっています。
事故はこれまでに報告はないということで聞いています。
利用者については、86人の方がアプリ登録してもらっています。ライド回数が25回、1回当たりの平均ライド距離が4. 45キロ、平均ライド数が1日当たり1. 7回と聞いています。
期間が3か月あり、今回ポートも限定された場所ですので、少しずつの利用かとは思っています。
【記者】
バルーンについてお尋ねします。
昨年は多くの方が来場されて、確か11月3日だったかと思うんですが、早朝のフライトの時間帯が初めて後ろに倒れるような状況が起きたかと思います。
渋滞が原因だったかと思うんですけれども、大会後の記者会見でも、翌年に向けてはいろんな対策を講じていきたいと市長はおっしゃっていました。
今時点でこういった対策を講じるということが決まっていれば教えていただきたいです。
【市長】
今回は10月31日から11月4日の月曜日・祝日までですので、昨年と同様に三連休となります。
交通対策としては、パーク・アンド・ライドの推進として、神埼駅周辺に臨時駐車場を計400台程度準備し、神埼市役所駐車場とJA佐賀神埼支所駐車場の2か所を活用させていただく予定です。
それから、昨年競技が遅れるような事案が起きたので警備員の適正配備をしっかりとしていくということで聞いています。
【経済部】
昨年の事案としては、車の誘導がうまくいかなかった部分、警備の体制が少しうまくいかなかった部分、それから選手たちの車両の動きがうまくいかなかったなど、こういったいくつかの要因が重なったことがあります。
これらの要因を、選手の車の動きまで含めて、もう一度見直しまして、今綿密に計画を立てさせていただいています。
今年は、多少の混雑はあるでしょうが、混乱などそういったことはないようにしていきたいと思っています。
【記者】
佐賀の空を楽しみに来ていただく方に、どんなふうに来てもらって楽しんでいただきたいかという、市長からのメッセージをいただけたらと思います。
【市長】
唯一無二の体験ができるバルーンフェスタです。
佐賀市の誇る大きな文化・イベントだと思いますし、本当に多くの地域住民のみなさんの協力によって成り立っているものです。
佐賀の豊かな自然にも触れていただきたいですし、食にも触れていただきたいです。またこのバルーンフェスタという競技の魅力にも触れてほしいです。
他にできない唯一無二の体験を、さまざまな方にお届けして、感動を持ち帰ってほしいと思いますので、我々もしっかりおもてなしをしていきたいと思っています。
≪質疑応答(市政一般)≫
【記者】
もう数日過ぎましたが、西九州新幹線が開業して2周年ということになりました。
なかなかその後の状況が進まないというような問題がいろいろ取り上げられています。
改めて、佐賀駅を抱えている佐賀市として、本来は西九州新幹線から在来線を使ってフリーゲージトレインで通るはずだった佐賀駅というものを、その高速交通について、どういうふうにお考えになっているかをお聞かせください。
【市長】
西九州新幹線開業2年ということで、佐賀・長崎間の所要時間は1時間12分、から、44分と28分短縮されたということで、往来しやすくなったということがあると思います。
先ほど申し上げたようなイベントもそうですが、多くの方に訪れてほしいと思いますし、そうした形で使っていただいているのかなと思います。
それから、新鳥栖・武雄温泉間についてです。これは私も与党の検討委員会のヒアリングにも出席させていただきましたが、ご質問にもありましたフリーゲージトレインが頓挫したことについて、これは特殊な経緯だと思っています。
佐賀の街は、在来線も市民のみなさんの生活に根付いていて、それが大切な移動手段になっているということですので、在来線の重要性や建設費負担の問題など、いくつかの論点があります。
それぞれについて複合的に、佐賀の特殊な事情も踏まえて、しっかりと向き合って考えてほしいということを直接お伝えしました。
話はよく聞いていただいたので、今後もさまざまな機会でお話をしていきたいと思いますが、やはりそうした事情というのに、しっかりと「それは確かにそうだよね」ということで考えてもらえないと、なかなか糸口がつかめないのではないかと、そういった考えはしっかりと国にも伝えているという状況です。
今後もいろんな情報を収集していきながら、また我々の考えというのもしっかり伝えていきたいと思っています。
【記者】
市長としては現状のままでもそれほど急ぐ必要はないというか、今の在来線ではない新たな高速交通が佐賀駅に通ってほしいと考えているのか、それとも現状で十分そんなに急がなくてもいいという考えなのか、どっちですか。
【市長】
先ほど申し上げたように、在来線の課題は非常に市民生活への影響としても大きいと思います。
また、建設費も非常に高騰しているということがありますので、そうした中で佐賀の地域の振興にどうつながっていくのかということや、またルートについても南部のルートなどの議論があるといった状況です。
なかなか新幹線を実際に整備すると、街には影響が出てくるので、そして市民生活などさまざまな影響が出てくるということですので、しっかりと論点として、それぞれ複合的に絡む論点として議論してほしいと思っています。
フリーゲージトレインが頓挫したからあとはフル規格という議論ではないという、そこをどう考えていくのかというところを、そういう特殊事情がありますので、しっかりと向き合っていただくことが必要と思っています。
全国のネットワークということでの新幹線の意義というのは私も理解しているところですが、非常に重要な、しかも影響が大きなテーマでありますので、そこは国にもしっかり考えてもらって、その上で佐賀の事情に向き合ってもらうということが必要だと思っています。
【記者】
8月定例会で児童クラブの民間委託の案件があったかと思います。
他県の事例ですが、同様に民間委託をしているところで、隙間バイトを通じて、支援員を募集されて17人の雇用があったというような報道が一部でありました。
今回、佐賀市が採られる手法である民間委託と同じ形をとったところの対応だったんですが、今回、常任委員会でもそういった観点で、行政の視点が非常に薄くなってしまうんじゃないかというような懸念の声が上がっていたかと思います。
ご答弁としては、やはり主体は自治体にあるわけなのできちんとそこを見ていくというようなところは変わらないということではあったんですが、他県での事例では、自治体のコメントとして、委託していたので隙間バイトを使っていたことを知らなかったというようなことが報道されているようなこともありまして、今後いろんな手立てを講じて、徐々に全体に民間委託を進めていかれると思うんですけれども、改めて民間委託するに当たって、市長ご自身がこういった観点できちんと見ていきたいというようなところがありましたら教えていただけますか。
【市長】
放課後児童クラブも、過去にこどもたちの数はここ数年で400名ぐらい減っていますが、登録者は逆に増えているという状況があります。
そうした中で、我々も人とか場所の確保ということで努力してきており、そうした中で民間委託というのも、いろんな事例も出てきており、また民間の創意工夫というのも生かしていくということも大切です。
民間委託ということで、今回も議会でも一定の理解があったとも思っていますが、例えば、普段は夕方の時間帯に預かっているところ、夏休みには変則的な働き方になります。こうした中で公設公営で人をずっと確保していくよりも、いろんなノウハウであったり、他事業を多角的に展開されている事業者であれば、人の配置というのも、夏休み期間中は逆に人が空くから、その期間に人を充てようとか、そういった工夫もできる事例もあると聞いています。
少しでもこどもたちを安心して預けられる環境を整えていきたいということで、民間委託するに当たっても、佐賀市として主体的に取り組んでいくということは、これまでのようにしっかりとやっていき、いろんな事例があると思いますので、しっかり調べたり参考にしたりしながらやるように指示しています。
そうしたところも踏まえて環境を整えていきたいと思っています。
【記者】
広域消防局でパワハラが起きているというようなご相談が議員のみなさんに寄せられたというようなことがあって、それを受けてパワハラのアンケートを行って、かなり多くの方が見聞きしたことがあるとか、実際に受けたことがあるとかそういったご回答があったというふうに聞いています。
最近はもうパワハラのようなことが報道ベースでない日がないんじゃないかっていうぐらい、いろんな事例が上がってきていると思うんですけれども、特に人の命に関わる仕事をされている現場で、その人たちが働く環境が脅かされているということがあるとしたら、助けていただく方の命までも影響があるんじゃないかなと思って、実際にどこまで起きているのかというのがちょっとわかりづらい面はあるんですけれども、広域のトップとして、今回の案件についてどういうふうに思っていらっしゃるのかということと、中部広域連合議会では研修していきますというようなご答弁があったとは思うんですけれども、当然研修などはあっているかと思うんですが、そういった声が実際に上がっているということを受けて、改めてどのようにお考えになって、今後どうしていくのかということを確認させてください。
【市長】
消防の方でアンケートも取って、いろんな詳しい状況とかも把握ができたということで、それをしっかり次につなげていくというのが大事だと思っています。
研修も再発防止につながる形でしっかりと意識改革をしていくということが大事だと思いますし、結構体育会系みたいな気質がどうしてもあると思います。
そういう中で働きやすい環境とか、そういう声が実際アンケートでもわかったということですので、再発防止につながる実践的な研修、そしてマネジメント層も含む意識改革ということをしっかりとやっていくということが大事と思っています。
私もこの件については、しっかりと見ていきたいと思っており報告も受けていますので、しっかり改善につなげるように働きかけていきたいと思っています。
【司会】
これをもちまして本日の市長定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。