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令和6年8月定例記者会見

更新:2024年09月 2日

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  • 日時 令和6年8月16日(金) 10時30分~11時58分
  • 場所 佐賀市役所2階 庁議室

記者発表資料

会見内容

R6.8定例記者会見会見録【 PDFファイル:717 KB】

【司会】

ただいまから市長定例記者会見を行います。

 

 

【市長】

8月の市長定例会見を始めさせていただきます。

本日の発表項目として、8月定例会の議案関係を2点と、補正予算の関係で6点ご説明し、国スポ・全障スポ関係で5点ご説明します。

 

 

≪8月定例会議案|送付案件≫

最初に8月定例会の案件についてです。

8月定例会に当初送付する案件は36件です。

内訳は、議案が31件、報告が5件となっております。

議案の概要ですが、81号から89号議案が令和5年度決算の関係で、90号から95号議案までが、令和6年度の補正予算関係で、補正予算の内容は、この後説明をします。

それから、96号から101号が条例議案で、102号以降がその他の議案となっております。

98号議案は、住民票や戸籍証明書などの証明書をオンラインで申請できるようにし、かつ、手数料を150円減額するものです。

 

 

≪8月定例会議案|窓口改革 住民票等のオンライン申請≫

今年度から来年度にかけて、「行かなくていい・待たなくていい・迷わなくていい・書かなくていい」窓口への改革を順次進めていきます。

その第2弾として、住民票などのオンライン申請ができるようにします。

これまで、戸籍などの証明書は市役所などに行ってしか受け取れませんでしたが、こうしたものが、これからは時間や場所を気にせずに申請でき、かつ、窓口の混雑緩和や待ち時間の短縮にもつながります。

スマホで申請していただければ、証明書を自宅で受け取ることができます。

10月の中旬から受付を開始する予定で、対象となる証明書は9種類となっております。

このうち、戸籍証明書など5種類の証明書は、コンビニ交付もできず、窓口でしか取ることができませんでしたが、オンライン申請で、いつでも・どこでも、申請や取得ができるようになり、手数料もお得になりますので、ぜひ利用していただければと思います。

 

 

≪8月補正予算|補正予算案の概要≫

補正予算案の概要についてご説明します。

8月補正予算案は一般会計の補正予算額で、約4億4,800万円で、補正後の予算総額が約1,162億6,100万円となっております。

補正予算の主な内容をご説明いたします。

 

 

≪8月補正予算|SAGA LIBRARY PARK≫

まず「SAGA LIBRARY PARK」として、佐賀市立図書館のリニューアルに関する基本設計の予算です。

昨年、市民の満足度などのニーズ調査したところ、利用者の「満足」と「やや満足」を合わせると、95%と高い数字になりました。

一方で、「どのぐらい利用されていますか」という質問に対しては、毎日利用する、毎週、毎月1、2回以上利用しているなどの「定期的に利用している」が30. 5%でしたが、逆に、行っても年に数回といった「ほとんど行かない」は約7割でした。

佐賀市立図書館は、平成8年に完成して30年近くになりますが、この7割の方たちもやはり大切な存在です。

この方々も行ってみたくなるような、新しい図書館、「図書館なのに公園みたいに過ごせる場所」へと進化させていきたいと考えています。

市民のみなさんの声をお聞きしたところ、例えばこどもを見守りながら子育てや趣味の情報を得たいとか、コーヒーを飲みながら仕事をたまには図書館でやりたい、ゆったりとしたスペースで過ごしたい、いろんなイベントに友達と一緒に行きたいといったさまざまな声がありました。

時代がこれだけ変化して、共働き世帯も増え、核家族化も進んでいるという中で、家庭や職場以外の第3の豊かな時間を過ごせる場所が求められていると考えております。

これまで利用しなかった方は本だけでなく新たな機能も期待しているということが分かりました。

このため、図書館をいろんな体験にあふれた場所にしていき、そうした中で、本を好きになっていくような、そうした場所を目指していきたいと思っております。

居心地が良くて、とても豊かな体験ができるシンボルとなるような場所、「イスとベンチの図書館」で、わくわくする利用者の体験、そして新しい賑わいを生み出す場所にしていきたいと思っております。

思う存分本を楽しめ、コーヒーを飲みながらゆったりと仕事もできる、青空の下で公園でも本を読むことができる、マルシェや音楽イベントなどとのコラボなど、本に加えていろんな新しい機能も充実させていきます。

ゆとりある空間を大幅に増やすということで、書庫をうまく活用し、開架率というものを調整することで、本の数を減らさずにゆとりある空間を大幅に増やすことが可能と考えており、これまでの3倍、ゆったりとくつろげる席を設けることができると考えております。

そして、どんどんどんの森という好立地を生かして、そこと一体的に感じられる空間にしていきます。

今回の基本設計を通じて、誰もが、自由に、のびのびと、過ごせる新しい図書館へ進化させたいと思っております。

 

 

≪8月補正予算|県内初!日本版ライドシェアをスタート≫

県内初の日本版ライドシェアをスタートします。

国スポ・全障スポが目前に迫る中、おもてなしの向上として、県内で初めて、また九州では福岡県内に続いて2例目となる、日本版ライドシェアの取組を進めます。

国スポ・全障スポ、そしてバルーンフェスタなどで、おもてなしをしていく上では、やはりこの移動手段の充実が大変重要だと思っております。

そうした中で、佐賀タクシー・中央タクシーの2社が日本版ライドシェアに取り組まれるということで、佐賀市からもドライバーの確保や研修、車両に取り付けるドライブレコーダーの購入など、必要な経費の一部を補助することで支援していきます。

現在のところ、10月1日からの運行を目指しており、国スポ・全障スポ、そしてバルーンフェスタの期間を含む11月4日までは毎日実施し、金曜日と土曜日は12時台から翌朝5時台まで、月曜日から木曜日と日曜日はお昼の12時台から23時台までの予定となっております。11月5日以降は、金曜日と土曜日の16時台から翌朝5時台までの運行を予定しており、現在、手続きが進められているところです。運行台数は10台の予定です。

事業者と佐賀市が協力しながら、市内の移動手段の充実と地域交通の担い手不足の解消につなげていきたいと思っております。

 

 

≪8月補正予算|身近な公共交通を支える≫

身近な公共交通を支える取組として、市民や交通事業者の物価高への負担軽減策を展開していきます。

1つ目は「タクシーをもっと身近に」ということで、スマートフォンの配車アプリで使うことができる2,000円分の電子チケットを発行します。

1,000円分を2枚、または2,000円分を1枚のどちらかを選んで利用してもらう予定です。

申し込みは、佐賀市スーパーアプリの市民証機能を使って、ワンストップで完結できるようにして、スマホの操作に自信のない方向けにサポート窓口も開設する予定です。

今回、配車アプリからの配車依頼に加えて、佐賀市スーパーアプリからもタクシーが呼べるようにしていきます。自治体アプリの機能としては全国的にも例のない取組だと思います。

物価高騰が続く中でも、市民のみなさんにタクシーを身近に感じていただき、事業者の支援にもつなげたいと考えております。

2つ目は「路線バスの運行を総合的に支援します」ということで、価格高騰が続いている燃料油の購入費用を一部補助することで、路線バスの運行を支えていきます。

6月補正予算では、運転者の確保策として第二種運転免許取得費補助を事業化しておりますが、厳しい経営環境にあるバス事業者についても総合的に支援したいと考えております。

 

 

≪8月補正予算|確実・迅速に伝える防災行政無線へ≫

防災行政無線の更新に関する予算です。

現在使用している防災行政無線の機器やシステムが更新期を迎えております。

この更新に合わせて、市民のみなさんに災害時の緊急情報などを確実かつスピーディーに伝えることができるよう、2つの機能向上に取り組んでいきます。

1つ目が「聞き取りやすい音声自動調整」ということで、例えば高音域の音などは周囲の雑音にかき消されたり、加齢によって聞き取りづらくなると言われております。

そうした音の音域や音量を聞き取りやすく調整する機能を装備し、確実に情報が伝わるようにしたいと考えております。

2つ目は「音声の自動合成」ということで、これまでは原稿を作成したら職員がそれを読み上げ、録音して放送しておりましたが、今後は、パソコンで作成した文書を自動合成の音声に変換して放送することで、情報発信までの所要時間を最大60分短縮し、スピーディーに発信してまいります。

これら機能向上を通じて、市民のみなさんの適切な避難行動につなげていきたいと思っております。

 

 

≪8月補正予算|こども計画を策定≫

こどもに関する施策の指針となる「こども計画」の策定です。

こども施策に関する全体的な方針を定める計画ということで、これまでも本市にはこどもに関するいくつかの計画があり、さまざまな施策を行っています。

今回新たに策定するこども計画では、これらの計画に横串を通し、こどもに関する全体的な方針を定めるとともに、具体的な取組を示した、市民のみなさんにわかりやすい計画として策定していきます。

策定に当たりましては、「こどもの権利」の周知や啓発に努めながら、こどもや子育ての当事者、若者など、さまざまな方へのアンケート、そしてこどもの会議などを通じて、出された意見を計画に反映していきます。
策定した計画を実践することで、こどもや若者のみなさんの利益を第一に考えた「こどもまんなか社会」の実現を目指したいと思っております。

 

 

≪SAGA2024≫

国スポ・全障スポの関係です。

国スポの会期前競技まであと20日、総合開会式まであと50日と迫っております。

佐賀市を会場とする競技は、全部で19競技、国スポで15、全障スポで4つあり、昨年のリハ大会からしっかりと準備を進めてきたところです。

新しい大会を盛り上げていくため、選手のみなさんに対する応援と、そして全国から来訪されるみなさんへのおもてなしを、市民のみなさんと一緒になって展開していきたいと思います。

 

 

≪SAGA2024│国スポ競技会を観戦しよう≫

9月5日から会期前競技が開幕に先駆けてスタートします。

県内で最も早く開催される競技会が、佐賀市のSAGAアリーナでの体操競技です。

この体操競技が始まる9月5日に、国スポ・全障スポ期間中における選手のみなさんの健闘を祈って、オープニングセレモニーを開催いたします。

当日は、市内4つの小学校とろう学校のこどもたち約700人もセレモニーに参加する予定です。

この他にも、さまざまな会期前競技が9月に開催されますので、ぜひ市民のみなさんも会場で観戦していただき、熱い応援をしていただければと思っております。

 

 

≪SAGA2024│応援ユニフォームで盛り上げよう≫

「応援ユニフォーム」についてです。

佐賀のまちで選手のみなさんを応援の気持ちでお迎えしたいということで、競技会場で応援するという応援企画に2,000名を超える応募がありました。

さらに第2弾として、10月8日のナイトゲームでの応援企画を募集中です。

申し込みいただいた先着500名の方に応援ユニフォームをプレゼントしたいということで、今回は何人で応募していただいても結構です。

申込期間は9月末までですので、多くのみなさんのご応募をお待ちしております。

それから、選手を迎える玄関口となる佐賀駅や駅構内のお店、競技会場へ向かう市営バスの車内などでも、スタッフや運転手のみなさんに応援ユニフォームを着用していただき、今回の盛り上げに協力いただきます。

 

 

≪SAGA2024│多彩なおもてなしを楽しもう≫

佐賀ならではのおもてなしとして、文化会館を丸ごと「おもてなし広場」にします。

先催地では、野外での売店を中心としたエリアをおもてなし広場とされている例が多かったですが、佐賀市が実施するおもてなし広場は全天候型となっており、これまでの大会では見られなかった新しいスタイルで開催します。

会場では、競技のライブ配信や佐賀市開催の全ての正式競技やバーチャルスポーツが体験できるコーナーのほか、バルーン係留などでおもてなしをします。

そして、アスリートトークショーとして、パリオリンピックで解説として活躍されていた内村航平さんをはじめとする有名アスリートによるトークショーや、佐賀グルメを具材にした「応援おにぎりのふるまい」なども企画しています。

こうしたお祭りのような雰囲気を、ぜひ会場で楽しんでいただきたいと思っております。

次に「食でおもてなし」では、選手のみなさんへの佐賀銘菓のプレゼントや、選手たちのお弁当に佐賀市産の農作物を提供する予定です。

また、佐賀駅北口のサンライズ口では、SAGA2024の開催期間中に「おみやげマルシェ」や「農産物フェア」の開催を予定しています。

そして「イベントのおもてなし」では、10月4日に歓迎イベントを開催いたします。

例年10月末から開催しているライトファンタジーを、国スポに合わせて前倒しして、その点灯式を歓迎イベントの一環として行います。

当日は、ダンスなどのステージイベントのほか、佐賀牛や佐賀のお酒をテーマにした飲食企画も行われる予定です。

また、街なかイベントとして、9月15日、10月13日に中央大通りでカレーやスイーツのキッチンカーや屋台が登場します。

このほか、中央大通りやサンライズストリートの南北軸で、バナーフラッグやライトファンタジー、フラワーポットやベンチなど、多彩な装飾でおもてなしを予定しています。

 

 

≪SAGA2024│佐賀駅バスセンターまつり≫

「佐賀駅バスセンターまつり」についてです。

9月1日にSAGA2024のラッピングバスが大集合し、各社のラッピングバスが盛り上げてくれます。

こどもたちに大人気のこども運転士体験では、運転士さんの衣装や、こども用の制服や帽子を無料で貸し出ししますので、ぜひ記念の写真を撮ってもらえたらと思います。

それから、ラッピングバスに乗ってバスセンターからサンライズパークまで往復する約20分間の無料バス試乗会も参加ができます。

ほかにも、バルーンアートの実演や物品の販売などもありますので、ぜひご家族でご参加ください。

 

 

≪SAGA2024│佐賀カチメシPay 販売開始≫

プレミアム付き電子食事券の販売が始まります。

佐賀県飲食業生活衛生同業組合が主催し、佐賀市が協力して、佐賀カチメシPayを実施します。

3つのポイントがあり、1つ目が、がばいサカえーるPayアプリを使った電子食事券であることです。今回、佐賀市もアプリの提供という形でサポートし、このような自治体プレミアム付地域振興券アプリを他団体が利用するというのは県内で初めての取組となります。

2つ目が、SAGA2024やバルーンフェスタ期間中のおもてなしと活性化を目的として、こうしたイベント開催期間中に実施される点です。

3つ目が、市民の方や大きなイベントなどで来訪される市外の方のどなたでも使えるというものになっている点です。

発行総額は7,500万円、販売開始が9月2日10時から、利用期間は9月5日から11月4日までです。プレミアム率が25%で、1口あたり4,000円で5,000円分が使え、市内200店舗以上の飲食店で利用できる大変お得な食事券となっております。

1人20口まで購入できますので、8万円で10万円分使えます。

申し込みから利用まで、がばいサカえーるアプリの操作のみで完結し、現在実施しているがばいサカえーるPayとの併用も可能です。

先着販売ですので、ぜひ早めのご購入をお願いします。

 

 

≪質疑応答(発表項目)≫

【記者】

今回の補正予算ですが、図書館とかライドシェアとかいろいろ挙げられましたが、今回どういう考えで、何を重視して補正を組まれたのか、ポイントみたいなことを改めて伺えたらと思います。

 

【市長】

今回、図書館については、平成8年に開館して以来30年近くが経ち、大きなリニューアルの時期に来ているということで、いろんなアンケートをとったり、利用者の方に限らず、街頭でもアンケートをとったりとか、あるいは若者と一緒に学生さんと議論したりとか、いろんなことをこれまでみんなで議論して、新しい図書館像というのをコンセプトとして掲げて、補正予算案として提出しています。

また、今年は国スポ・全障スポが開催されますし、バルーンフェスタも近づいてきているということを意識する一方で、運転者不足など、コロナ5類移行により徐々に課題感が増してきているという中で、ライドシェアなどの新たな事業者支援を提案し、関連して物価高騰対策としての移動手段の確保に関する予算も上げさせていただきました。

こうしたさまざまな取組を通じて、そうした課題にしっかりと対応していきたいという思いで今回の補正を組んだところでございます。

 

【記者】

関連して、予算の中で説明されたことについてちょっと確認なのですが、窓口改革第2弾ということで、住民票や戸籍などのオンライン申請を開始されるんですけれども、これは今まではそのコンビニなどでも交付できない証明書を申請できる、しかも24時間いつでもどこからでもできるということで、すごく進展していると思いますが、これは佐賀市のスーパーアプリから申し込めるというものなのでしょうか。

 

【市長】

今回のオンライン申請は、マイナンバーカードを使ってスマートフォンからオンラインで申請をするということで考えております。

クレジットカード決済が可能となっておりますので、スーパーアプリを通じなくても、今回の申請はできます。

 

【DX推進課】

今回の電子申請につきましては単独でできます。

スーパーアプリとの連携等については検討していきたいと考えております。

 

【記者】

その方がスーパーアプリの普及が高まるかと思われます。

今回の予算の中で説明されたように、いろいろな市民の生活の充実に向けた取組ということでやってらっしゃる中で、身近な公共交通を支える取組というのがおそらく額も大きいです。

つまりこれはタクシーとバスですけれども、ライドシェアも含めて、マイカーではなくて、そういう公共の交通システムを使えるように拡充するというので、項目が分かれていますが、コンセプトとしては同じ方向性ということでよろしいでしょうか。

 

【市長】

特に金曜日、土曜日は、なかなかタクシーがつかまらないといった状況がございます。

その大きな要因が運転者不足で、運転者も高齢化が進んでいるということがあります。

データとしては、コロナ前の平成30年と令和6年の比較では、運転者数が23%減となっております。

タクシー車両数も15%減ということで、特に運転者不足の問題がございますので、今回タクシー不足を少しでも緩和することができればという思いで、こうした取組をタクシー事業者さんと本市とで一緒に進めていきたいと思っております。

また、身近な公共交通を支えていく点ですが、市民のみなさんには物価高騰の影響に対する移動の支援ですし、また、事業者支援ということで、公共交通を身近に利用してもらいたいという目的で、こうした予算を組んでいるというところです。

アプリからの利用という点についても、なかなかこれまで利用されていなかった方も自治体アプリからボタン一つで呼べるようになり、新しいスタンダードのきっかけにつなげていければという思いも含めております。

デジタルデバイドへの対応というのも大事だと思っております。

サポート窓口やコールセンター、またタクシーアプリのコールセンターも常設されているということもありますし、各公民館のスマホ教室、初めてのスマホ割というのもまだ開催しておりますので、そうしたものも含めてデジタルデバイド対策もしっかりやっていきたいと考えております。

 

【記者】

まず窓口改革の住民票などのオンライン申請なんですけれども、かなり便利になるということで、窓口の混雑緩和など、良いことばかりということだと思うんですけれども、10月中旬に受付開始ということで、これが始まった後、市役所の窓口で対応される職員の数など何か変化は現れるのでしょうか。

 

【市長】

オンライン申請の効果に関するご質問かと思います。

窓口で来られた方への本人確認や手数料の受け渡しの事務、それから郵送による請求事務なども縮減でき、職員の業務負担の軽減にもつながると考えております。

窓口の申請が少なくなると窓口に来られる方の混雑が緩和し、来庁者の待ち時間の短縮にもつながると思っております。

証明窓口の平均処理時間が昨年度6.6分あったので、年間で約600時間の窓口対応の削減につながるという試算をしているところです。

 

【記者】

ライドシェアの件ですけれども、運行台数が10台の予定というのが、どのくらいの効果があるのかなというところで、県内初ということで参考事例などあれば教えていただければと思います。

 

【市長】

日本版ライドシェアは、最近よく報道されていると思いますが、今回はタクシー事業者が実施されます。

そこに一般のドライバーが、第一種運転免許または第二種運転免許のどちらかを保有して、2年間無事故、かつタクシー事業者によってドライバーに必要な研修を受講してもらい、「指導監督、運行管理、車両の整備管理、それから事故時の損害賠償能力を有している」といった要件を満たした形で実施されるというものです。

運行台数ですが、この日本版ライドシェアというのが、タクシーの補完という位置づけで、地方都市で取り組む場合に、タクシーの不足車両数はその地域のタクシー車両数の5%という目安が国から示されております。

それで5%にすると、本市の場合はタクシーの不足車両数が20台となりますが、現在国の運用で初回の配分台数はその5割とされており、結果的に10台の配分となっております。

今回、佐賀市やタクシー事業者にとっても初めての試みであるため、タクシー事業者も実証的に実施され10台でのスタートということですが、少しでもタクシー不足を緩和していきたいと考えております。

 

【記者】
今日の発表項目を拝見しましても、いよいよ国スポ・全障スポが始まるんだなと、おそらく市役所も私たち報道側も総力戦になってくる、すごく熱い秋になるんだろうなと思っています。

議会もかなり前倒しで始まるということで、今日お盆明け、即会見という流れになったかと思うんですけれども、2点ほどお尋ねします。

佐賀市役所の何割ぐらいの職員が今回関わるような大会になるというイメージを持てばいいでしょうか。

それと、担当部によって、担当競技などもかなり事細かく決められていて、部長自ら出ていかれるというような話も伺っておりますけれども、仕事への影響がないように、どのような市役所内で体制づくりをされているのかという2点について伺います。

 

【市長】

国スポ・全障スポについては、各競技について、会期前競技も含めてメインで担当する部とサポートで担当する部というような形で分担してもらっております。

その中で、各部においても、通常業務に支障がないように、うまく職員のやりくりや分担など、時間をかけて議論していただき、何度も庁内でも検討を重ねてきたところです。

 

【国スポ・全障スポ推進部】

当初15競技ぐらいだと8,000から9,000人ぐらいが必要という先催地の実績がございましたが、佐賀市に競技会場が集中することと、競技期間もだいぶ分散されるということで、省力化・効率化を図りまして、最終的に延べ人数で3,200名の動員数となっております。ただ延べ人数になりますので、ちょっと職員が何回出るかっていうのもについては、一つの部で二つの競技に関わるような形で業務を分担して、当初の8,000人程度から4割弱ぐらいでの運営に省力化を図り、通常業務の負担を極力抑えるような動員体制を組んだところになっております。

 

【記者】

ライドシェアについて2点質問させていただきます。

国への申し出は、本日行ったっていう理解でよろしかったでしょうか。

 

【市長】

申し出については、昨日行いました。

 

【記者】

先ほど運行台数が10台ということでお話があったんですけれども、この10台を運行するためのドライバーの人数はどれぐらいを想定していらっしゃるのでしょうか。

 

【市長】

現在、10月1日からのライドシェアの実施に向けて手続きを進めており、各タクシー事業者ではドライバーの確保に向け準備が進められています。

私たちとしても、必要な研修や教育をサポートし、スムーズに進めば10月1日には稼働できると考えています。

 

【交通政策課】

タクシー事業者がドライバーの募集を始める予定ですが、運行台数10台の台数に対してどれだけのドライバーが必要かという具体的な決まりはありません。

10台運行する場合、基本的には10人が必要となりますが、働き方や勤務時間によって変動します。多ければ多いほど良いのですが、今後の募集や採用の状況によります。

 

【記者】

運転者が現状不足していることもある、平成30年と比べても23%減っているということで、なかなか採用というところが課題に今後なってくるのかなと思うんですけれども、市長としてそういった現状に対する意識だったり見通しだったり、呼びかけなどがありましたらお願いします。

 

【市長】

これまでタクシー事業者とさまざまな意見交換を行い、新たな仕組みを創設する必要性について話し合ってきました。

タクシードライバーの確保は大きな課題であり、私たちもその問題意識を持っています。

今回の補正予算でも、ドライバー確保のための研修や自家用車を使う場合のドライブレコーダー導入などの支援を計画しています。

今回初めての取組なので、私自身も他の地域でライドシェアを実際に利用してみましたが、タクシー事業者の工夫や安全対策、アプリを活用した利便性の確保に感銘を受けました。

このことにより、交通移動手段の確保につなげられるよう取り組んでいきたいと考えています。

 

【記者】

発表項目として挙がっていないのですが、補正予算案の関連なので市政一般ではなく、こちらの方がいいのかなと思ってお尋ねします。

事前レクをいただき、今日送付されています補正予算案の概要の資料に、放課後児童クラブを民間に委託していくという案件も上がっています。

前回の議会の研究会で、議員のみなさんというか、議員の4分の1の方にはご説明されているとは思うんですけれども、この方針で実際に議案が上がってくるのは今回初めてとなります。

なぜ民間委託をするのか、市長からの説明を聞いていないので、そちらをお願いします。

 

【市長】

放課後児童クラブですが、こどもの数は全体として減ってはいるのですが、児童クラブの利用希望者数は、年々増加している傾向にあります。

そうした中で、児童クラブの待機児童解消、小学4年生から6年生までの受入拡大を進めていきたいということで、これまでも実施場所や支援スタッフの確保が非常に重要だと申し上げてきたところです。

実施場所につきましては、学校施設の有効活用なども考えながら調整を進めていきたいと考えております。

また、支援スタッフの確保につなげていくためにも、民間事業者の活用による課題解決を考えていくことが重要で、取組を充実させたいと思っています。

支援員の募集方法や勤務形態などが柔軟に運用できるようになって、安定的な人員の確保につなげたいと思っております。

例えば、研修も民間ノウハウを生かすなど、効率的な形で充実を図っていきたいと思っております。

附属小学校のように、既に民間委託を実施しているところもあり、保護者アンケートなどでも一定の評価いただいているとお聞きしております。

しっかりと、委託に当たっては、市としても関与が薄れないように、直接市の職員や巡回指導員による現場把握など、適宜運用の改善が図れる体制を構築しながら充実につなげていきたいと考えております。

 

【記者】

支援スタッフの充実につなげるという意図だと思うのですけれども、この課題は佐賀市だけが抱えている問題ではなくて、全国各地で、人がいない、高齢化しているという悩みは尽きないと聞いています。

先行して民間委託を始めた自治体で働く支援員に伺いましたら、やはり民間に委託されたからといってバラ色になるものではなくて、やはり常に民間が探している状態というのは全く変わりがない。場所によっては紹介料1万円払うから、誰か連れてきてくれないかとおっしゃっているところもあると聞きました。

そういった、メリットがなかなか確立されたものがない中で、それでも佐賀市が民間委託に舵を切られるという、その大きな理由というか、その裏打ちされた根拠というのをどのように理解したらよろしいでしょうか。

 

【市長】

人員不足という問題は、先ほどの運転者不足もそうですし、こうした支援員もそうですけれども、いろんな分野で今後課題になってくると思っております。

そうした中でも、この民間委託というのは実際に他の自治体ではどんどん広がってきているという状況もございます。

我々もいろんな事例も参考にしながら、民間での募集のノウハウや勤務形態なども柔軟にできるというところで、例えばインセンティブを設定するなど、民間ならではの方法で、少しでも改善につながればと、民間委託という手法の検討を進めてきたところです。

先ほど申し上げた場所の確保というのも並行して検討を進めていくことによって、充実をさせていきたいと考えております。

 

【記者】

この定例会見に関しましても、本当に佐賀市ホームページなどを拝見していると、1週間前に実施しますと掲載されていて、また数日前にもやりますということで掲載されているかと思います。

取材をしていても、市民の方で定例会見をご覧になっている方がこんなにいらっしゃるんだなと。「あなたがこういうふうに質問して市長がこんなふうに答えていたけれども、あれで納得したの。もう1回質問してよ」みたいなことを言われるぐらい、よくご覧になっているなと思っています。

そのことを考えますと、今回これだけ大きな変更があり、しかも小学生の3人に1人が利用すると想定されている学童保育のこうした取り扱いの変更について、今回の補正予算案の説明発表事項に載っていないということにちょっと違和感を覚えるんですけれども、この説明資料を作らなかった理由というのを教えていただけますか。

 

【市長】

放課後児童クラブの充実というのは非常に重要な課題だと思っております。

待機児童の解消というのは非常に難しい課題ですが、私自身、これまでもいろんな校区に出向いて、子育て環境の充実、場所の確保やスタッフの充実といったところをしっかりと進めて行きたいという思いは、その都度申し上げてきました。

民間委託はしっかり丁寧な調整が必要なテーマだと思っており、議会に対しても、いろんな形で関係する方もおられるので、6月議会の研究会でも検討していることをご説明し、また学校長の集まりや児童クラブ指導員の会議などでも説明してきたところです。

今回何か特定の思いで資料を選別したということはありません。

重要なテーマであると思っておりますので、しっかりと子育て世代がこどもを安心して預けられる環境をどういう形で実現できるのか、引き続きしっかりと検討して対応を進めていきたいと思っております。

 

【記者】

ちょっと今のやり取りを聞いていて、私なりに理解したのは、放課後児童クラブの待機がなかなか解消されないということで、市としてもいろいろあの手この手といろいろ頑張ってきたんだけど、なかなか成果が上がらない、なかなか人員や場所の確保も難しいということで、ノウハウを持っている民間に任せた方が現状よりはマシになるのではないかという期待を持っていらっしゃるということでしょうか。そういう理解でいいですか。

 

【市長】

全国的には民営でやっているところが7割以上という実績もあります。

佐賀市内は9割のクラブが公設かつ市の直営でやっており、ずっと公設公営をメインでやってきたところです。

そうした中で、全国的には直営の児童クラブが26%、7割以上が民営などでやられており、そうしたさまざまな事例も研究しながら、場所の確保とスタッフの確保について、それぞれのメリットやデメリットをいろんな形で検討してきました

場所の確保についてもこれまでも検討を進めてきており、人員の確保に関しても、民間のノウハウをより活用していくことも検討を進めてきたところです。

 

【記者】

今回4ヶ所でやるということですけれども、一応成果を見てというか、状況を見て、基本的には広げていくというか、今後の市全体の放課後児童クラブを民間に委託していくような計画、あるいは例えば年度末にはまた新年度予算では全部やるといった意向があるのかとか、その辺りの先の見通しはどんなふうに持っていらっしゃいますか。

 

【市長】

今回は4校区で委託したいと思っております。

兵庫、北川副、鍋島、新栄で、いずれも利用を希望する児童数は多いものの、施設定員を登録児童数が下回っており、人員不足が受入拡大の阻害要因となっているところで、この4校区で委託したいと思っております。

今後も実施場所などの準備も必要となりますが、そうした準備が整ったクラブから順次拡大ということも検討していきたいと思っております。

 

 

≪質疑応答(市政一般)≫

【記者】

まず米軍のオスプレイ、屋久島沖で墜落した事故について、米軍の調査報告書が公表され、事故原因については変速装置内のギアの破損、それから操縦士の判断ミス、それが重なったことが原因というふうに結論づけられ、九州防衛局からも市に説明があっていると思いますが、この報告について市長どのように受け止められたかお聞かせください。

 

【市長】

8月2日に米軍オスプレイの事故調査報告書について、防衛省から本市に説明があったところです。

本市からは、今回の事故調査報告書の説明を受けて、市民の不安や懸念を払拭するため、改めて安全対策措置を徹底して再発防止に取り組み、オスプレイの安全性を確保するように強く求めたところです。

防衛省からは、事故の原因について、ギアボックスの不具合と操縦士の意思決定であり、特定された事故原因に対応した各種の安全対策を講じることで、同種の不具合による事故を予防対処することができ、オスプレイの安全性に問題はないという説明がございましたが、オスプレイの運用に際して、やはり安全性の確保というのは特に重要なものと考えておりますので、安全対策の徹底、再発防止に取り組むことを求めたところです。

 

【記者】

安全性の確保、これが重要だというふうに今おっしゃったんですけれども、根本的な原因のギアの破損については今のところ解明されていない。それから一部報道で変速機の故障について過去5年間で60件あったということで依然安全性の懸念が残っていると思うんですけれども、この点に関して市長はどのように思われますか。

 

【市長】

そちらについても、防衛省からは、各種の安全対策を講じることで予防対処することができると説明を受けております。

しっかりと安全対策を講じていくということですので、そうしたところを徹底してもらいたいと思っております。

予防的点検や維持整備の頻度を上げるということを言っておりますし、また搭乗員の通常時や緊急時の手順も見直し、運用計画も更新したと話を聞いておりますが、そうした安全対策というのを徹底して、再発防止をしていただくということが非常に大事だと思っておりますので、そうした点を直接佐賀市からも伝えたところです。

 

【記者】

一応、防衛省からの安全対策を徹底するということで、安全は確保されたと、市長はそのように認識されているということでよろしいですか。

 

【市長】

そうしたところで事故を予防対処することができるという説明を受けております。

我々としては、今回その安全対策をしっかりと行い、各種対策を見直したということですので、そういったところを徹底してもらうことが大事だと思っております。

それから操縦士の判断といったところも、しっかりと今回の事故を踏まえて、操縦に関する対応などもしっかりと対策してほしいと思っております。

 

【記者】

佐賀玉屋についてです。本館が18日で営業終了し、いよいよ解体が始まるということで、市長も小さな頃から利用され、いろいろ思い出もあるという話もされていましたが、寂しさもある反面、新たな複合ビルができるということで期待感もあると思います。

本館がなくなるということに関して、今の率直な感想を一言お願いします。

 

【市長】

佐賀玉屋は大きな節目を迎え、本館の営業をまもなく終了され、本館を解体されます。

私自身も、幼いときから佐賀玉屋にはいろんな思い出がありますし、街なかの中心的な拠点としての機能も果たしてこられたと思っております。

今回新たなスタートということで、さらにこれから時代に応じた新しい佐賀玉屋に生まれ変わる、そのスタートだと思っております。

そうした期待を持ちながら、いろんなお話についてお聞きしながら、街なかを一緒に盛り上げていきたいと思っております。

 

【記者】

いろんな話を聞きながら盛り上げたいという話もあったんですけれども、事業継承が決まってからずっと支援する考えを示されていたと思います。

具体的な支援要請について話があっているのか、あっていれば市としてどういう対応をされるのか、その点をお伺いしたいと思います。

 

【市長】

耐震性の関係もありますので、解体関係などについてどういった形で申請されるのか、生まれ変わるのかといったところも話をお聞きしながら、一緒に考えている状況です。

経済部でも、いろんな形でやりとりしているということで報告を受けております。

 

【経済部】

佐賀玉屋では、今後についての設計や計画など、そういったものを詳しく対応されているところです。

そういったものについて、市としていろんな支援ができる部分について、今後密接に話し合いをしながら、一緒に進めていきたいと考えております。

 

【記者】

ちょっとわかりにくいんですけど、具体的に何を支援してほしいという話があっているわけではなくて、今協議を進めているとていうかんじですか。

 

【経済部】

今、玉屋さんの方でもいろいろ計画を考えられておりますので、それの話し合いをさせていただいているところです。

 

【記者】

先日、県立大学の市内設置について、その人事や組織であったりとか、話が進んでいるということですが、今現状でどういう準備をされているのかということと、あとはあそこの建物の中にある施設を市内の他の建物、既存の建物とかに移動させたりという話し合いが進んでいると伺っていますが、それに関する市が出す予算や、駅から建物までの場所の整備に関することについての予算措置というのはどういうふうになっているのでしょうか。

 

【市長】

現地機関等の一部移転に関することなど、そういったことも含めて7月31日に連携協定を締結しております。

8月5日には、県市連絡協議会として、副知事さんと副市長、そして各担当者が今後協議する内容について情報共有や意見交換を行ったところです。

また、8月8日付で、政策推進部の企画政策課に県立大学(仮称)連携室を設置し、各担当者に兼務辞令を出したところです。

今後は、担当部局間で周辺整備等に関する具体的な検討や協議を進めながら、連絡協議会も必要に応じて開催していきたいと思っております。

そうした中で、先ほどご質問いただいたような周辺整備に関することなどについてよく話をしていきたいと思っております。

それから、全庁的に関係してくるので、8月9日には県政策部から市幹部を対象に概要を県立大学の概要説明についてもしていただいたということでありますので、今後、関係機関とさまざま調整していきながら進めていきたいと思っております。
 

【記者】

今回の補正予算には入っていないんですが、佐賀市として支出する部分もあると思うのですが、時期とかどれぐらいの規模を想定されていますか。

 

【市長】

具体的なところは今後県と協議しながら決まっていくと思っております。

それから節目節目で議会などでも説明していきたいと思っております。

 

【記者】

今日もスーパーアプリの件とか、いろいろと新しい情報発信手段に関するご説明もあったかと思うんですが、市長は市のホームページは週にどのぐらいご覧になっていますか。

 

【市長】

お盆休みとかにも、自分の過去の資料や会見資料など、あるいはいろんな市の関連する部局の資料といったものについて、私は割と見てる方です。

市民のみなさんがどこまで見ているのかという趣旨も含めてのご質問かと思います。

どういう形が一番市民のみなさんにとって分かりやすいかということは、ある時点での正解が時間が経ったら最適解ではなくなることがよくあると思いますので、そういった点は不断に考えていきたいと思います。

 

【記者】

広報誌もリニューアルされるというものが掲載されたりしますが、多分私自身はヘビーユーザーだと思うんです。

新着情報の小窓を作っていらっしゃると思うんですが、例えば今日も募集のところで7月25日に説明会しますというものを開こうとすると「コンテンツを表示することができません」というふうに上がってくるんです。せっかく新着情報に上がってきて、それをクリックするんですけど「コンテンツを表示できません。公式ページは平成24年4月1日に新しくなりました」と書いてあるんですね。

1日に4回もこれが表示されると、新着情報なのになんでアクセスできないんだろうっていうふうになって、それを追跡すると、2、3日後に変わってたりすることもあるんですけど、今日も7月25日の分が変わっていないので、新しいメディアだったり、新しい情報発信手段も当然いろんな形でやっていくっていうことはすごい大切だと思うんです。

けれどもやっぱりホームページからいろんなものを情報を求める方もいらっしゃるので、こうした既存というか、前々から持っていらっしゃるものに対してもちょっと熱量をかけていただけるとありがたいというふうに日々思いながら取材活動をしています。

 

【市長】

ホームページもそこに情報を載せることがゴールになりがちで、これだけたくさんの職員が分担してやっているので、ある人が変えたページにリンクがつながっていなかったりすることなど、いろんなことが起きていると思います。

そういう意味で、情報を載せる、上げることをゴールにせず、情報が伝わることを日々意識していく、受けての方がどういう情報を求めているのかということを意識していきたいと思っております。

情報発信については、今手段が多様化している中、それぞれの強みを生かしながら、うまく使い分けたり、充実させていったりしていきたいと思います。

 

【記者】

南海トラフについて、幸いなことに1週間で注意情報が消えましたが、この間やはり佐賀は唯一死者が出ない地域だという想定がされているので、いざとなった場合の避難先だとか支援拠点になるというような話も出ています。佐賀空港も含めて。

そういったことで初めて現実に降りかかってきたような情報が出てきたので、これまで想定されていたシミュレーションだったり、机上の計画だったりというのを見直すこともあったかもしれないと思いますが、佐賀市としてはこの間に何か取組というか、あるいは市長自身今回の南海トラフを受けて、改めて市の役割だったり課題だったりをどんなふうに認識されたかをお聞かせください。

 

【市長】

危機管理がますます重要な時代に生きていると思っております。

気候変動ももちろんそうですし、南海トラフや首都直下というものも、今後10年15年と考えていった場合、非常に高い可能性であり得るということも一部言われていたりします。

起きるはずがないと思うのではなくて、そうしたことが起きた場合にどうするかということに備えていかなければいけないと思っております。

明らかに気候も変わってきてますし、雨の降り方も、お盆の期間中も一部の場所では強烈な雨が降ったりとか、ちょっと離れたら全く降ってなかったりというようなことも多くありました。

そうした雨の降り方も変わってきているということで、ちょうど本日午後に排水対策基本計画見直し検討会議を立ち上げ、気候変動時代に備えていくということも、しっかり計画に反映していきたいと思っております。地震も含めてさまざまな危機を頭に入れながら、今後も対応を考えていきたいと思っております。

 

【記者】

この1週間で関係部署とかで具体的に何かされたことがあれば教えてください。

 

【総務部】

8月8日16時43分に日向灘沖の地震が発生し、佐賀市内で震度4を観測したことから、本市としては直ちに災害対策室を設置しまして、被害状況の確認を行ったところです。

その後、同日19時15分に南海トラフの地震臨時情報が発表されたことから、佐賀市は幸いにしてその想定震源域には含まれておりませんが、被害に対する備えが必要であるということから、職員に対して、改めて地震の際の災害体制を確認するよう全職員に対して指示したところです。

また、九州市長会などを通じて、職員派遣という場合が想定されることから、改めてその場合に備えて備品などを確認して職員派遣に備えた準備をするよう指示したところです。

 

【記者】

特段1週間の注意情報が出ることを受けて、何かここがちょっと抜けていたなとか、課題だったとか、今後ちょっと想定してなかったことをやらなきゃいけないねっていうのが見つかったみたいな、そういったことは特になかったでしょうか。

 

【総務部】

いつでも、災害対策室の設置、あるいは災害対策本部の設置などができるよう、改めてこういう地震に備えての体制を確認したところです。

 

【司会】

これをもちまして本日の市長定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

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