テーマ:迷信
先日、日本人の友達と歩いていた時、目の前にある電線に鳥がずらっと並んでとまっていたので、私は「フンが落ちてくるのが心配だから、その下を歩きたくない」と言いました。すると、友達だちが笑って、「鳥のフンが服についたら、幸運の前兆だよ」と返しました。これを聞いた時に、私は驚きました。驚いたのは、話がおかしいからではなく、むしろ日本でも、欧米と全く同じことを言う人がいるんだと知ったからです。この共通の迷信に気づいたことをきっかけに、今回、みなさんに少し欧米の迷信についてお話したいと思います!
文化によっては幸運や不運をもたらすとされる数字が異なります。日本では、「4」と「9」は忌み数ですが、欧米では「13」が不吉だと思われています。この迷信はかなり広く信じられていて、日常生活の中でもその影響が明らかです。日本の建物には4階や9階がないことがあると聞いたことがありますが、欧米でも同じように、13階がないことがあります。欧米の航空会社の場合は、飛行機の座席に13列目がない場合が多いです。他にも、「13日の金曜日」は特に不吉な日とされて、この日に結婚や旅行などを避ける人が多いです。
日本では塩が魔よけに使われていることを知って、本当に驚きました。欧米の多くの文化圏では、ローマ帝国時代から信じられている「塩をこぼすと悪い予兆がある」という迷信があります。誰かが塩をこぼすと、そのこぼした人の後ろに悪魔が現れると言われています。悪魔が災いをもたらすのを止めるには、こぼれた塩をひとつまみ、左肩から悪魔の目に投げつけないといけません。欧米では塩をこぼすと縁起が悪いのですが、日本では浄化作用があって、悪霊を遠ざけるので、ある意味、逆に縁起が良いとも言えますね!
文化の違いはよく言われますが、似ているところもたくさんあって、そういうところも認識することが大事です。迷信は、特に比較するのが楽しいものです。ここで十分に語りきるだけのスペースはありませんが、もしかしたら、佐賀市に住む外国人と一緒に時間を過ごす機会があれば、話題として使えるかもしれませんね!
梅雨の季節になります。室内で傘を広げると縁起が悪いので気を付けましょう( 反面教師です)。
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