テーマ:セント・パトリックス・デー
3月に入り、アイルランド人にとって最大の祝日セント・パトリックス・デーが近づいてきました!
セント・パトリックス・デー(3月17日)はもともと、5世紀にアイルランドへキリスト教を伝えた人物である聖パトリックを記念する祝日です。主に宗教的祝日でしたが、その意味が時代の流れとともに変わってきました。
19世紀にはアイルランドの歴史上重要な出来事「ジャガイモ飢饉」で、約100万人のアイルランド人がアメリカや南アフリカに移住しました。今ではセント・パトリックス・デーは、世界中に住んでいるアイルランドにルーツのある人が、故郷の文化を祝う日になりました。
セント・パトリックス・デーに多く目にするのは、アイルランドの国花「シャムロック(※)」です。シャムロックがアイルランドを代表するシンボルになったのは、聖パトリックにも関係しています。聖パトリックはキリスト教をアイルランドの人たちに布教する時に、3枚の葉のシャムロックを例えに、三位一体を説明したという伝説があります。セント・パトリックス・デーの日に、みんなはデコレーションやイルミネーション、派手な緑色の服を着飾ることで、街中をシャムロックと同じ色に染めます。そして、パレードや伝統的な音楽の演奏を見に出かけます。
私のセント・パトリックス・デーの楽しみは、何といっても音楽を聴くことです。私がアイルランドの首都ダブリンでセント・パトリックス・デーを迎えた時、街のいたるところでミュージシャンがアイルランドならではの活気に満ち溢れる音楽を演奏していました。
実は、日本でもアイルランドのお祭りを体験できます!コロナが始まる前は、10万人以上が参加するアジア最大規模のセント・パトリックス・デー・パレードが日本で開催されて
いました。今は大勢で集まることは難しいですが、何か緑色のものを身に着けるだけでお祝いに参加できます。
17日は一緒に佐賀市を緑色に染めましょう!
※シャムロック…クローバーなど葉が3枚に分かれている草の総称
緑色の洋服や帽子を身に付けた人で街中が緑色に染まります!
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