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令和6年7月定例記者会見

更新:2024年08月 1日

【字幕について】
あらかじめYouTubeの設定を「字幕オン」にしています。(自動字幕のため正確に変換されないことがあります。)字幕を表示しない場合は、YouTubeの設定(歯車マーク)から「字幕オフ」にしてください。

  • 日時 令和6年7月23日(火) 10時30分~11時40分
  • 場所 佐賀市役所2階 庁議室

記者発表資料

会見内容

R6.7定例記者会見会見録【 PDFファイル:607.2 KB B 】

【司会】

ただいまから市長定例記者会見を行います。

 

【市長】

7月の佐賀市長定例会見を始めさせていただきます。

本日の発表項目はご覧のとおりとなっております。

はじめに、本日の定例記者会見からリアルタイムで字幕配信をスタートしておりますので、後ほどまたご説明いたします。

それから、観光関係、DX、国スポミニアプリなど、そして最後にトピックが4点です。

 

 

≪定例記者会見 リアルタイム字幕配信≫

定例記者会見のリアルタイム字幕配信についてです。

本日の記者会見からインターネットのライブ配信に合わせて、会見中の発言を字幕化してリアルタイムで配信します。

お手元の資料の上段のQRコードを読み取っていただければ、実際に閲覧が可能となっております。

私も使ってみましたが正確にリアルタイム翻訳されています。

佐賀市では、「障がいのある人もない人も心つたわる条例」を施行しており、昨年5月の記者会見から手話通訳士の方にご協力いただき、手話による同時通訳を始めております。

今回、音声認識と自動翻訳を活用したコミュニケーション支援アプリUDトークで、字幕を生成しまして、インターネットやUDトークアプリで字幕を閲覧できます。

首長による定例記者会見のリアルタイム字幕配信は、県内初の取り組みと承知しております。

本日以降の記者会見で、ホームページやYouTubeの概要欄に字幕を閲覧できるURLを掲載していきますので、ご自分に合ったコミュニケーション手段として利用していただければと思います。

 

 

≪アンバサガー 200人突破≫

佐賀市公認観光アンバサダー、アンバサガーが1か月半で200名を突破しました。

6月1日から募集を開始し、既にたくさんの素敵な投稿をしていただいております。

応募の条件がフォロワー50名以上で、早速200人ということで総フォロワー数が1万人ということになりますが、フォロワーが2,000人いる方などいろんな方がおられるので、総フォロワーが延べ50万人で、こういったみなさんに向けて、熱心な方はどんどん毎日のように投稿して600件以上となっています。

単純に掛け算するものではないとは思いますが、何千万以上の方々に佐賀の魅力が伝わっている、発信されているということです。

我々行政も、特に若い方々への情報発信というのはこれまで課題感を持っていたところなので、非常にありがたいと感じています。

当初は100名記念ということで、8月8日に開催しようと思っていたところ、200名になりましたので、200名記念ということで認定式やアンバサガーとの座談会を開催します。

アンバサガーのリーダーで佐賀市出身のモデルの坂田梨香子さん、それから麦グラファーでもおなじみの平野はじめさんにもご参加いただく予定となっております。

アンバサガーはまだ募集しておりますので、ぜひ興味のある方はご応募をお願いいたします。

 

 

≪スーパーアプリ 5万DL突破≫

スーパーアプリについて、7月16日でダウンロード数が5万人を突破しました。

先月6月21日には日本DX大賞2024の優秀賞を受賞しまして、全国にも広まってほしい取り組みということで評価いただいたところです。

そして、学校出欠連絡アプリ「れんらくん」を6月から本格的に運用しておりますが、ちょうど梅雨の時期にでもありましたので、早速活用していただいており、1か月半で3,400人、6,500回の欠席遅刻早退等の連絡で利用いただいています。

先生方も、朝の電話が集中する時間にこういったものでやりとりができると非常に助かるということも声としていただいております。

この6,500回を電話でやりとりすると多分大変だと思いますが、こういったアプリもうまく活用いただいて進んでいるところでございます。

 

 

≪国スポミニアプリ まもなくリリース≫

SAGA2024関係でスーパーアプリの中のミニアプリとして、国スポミニアプリが今月31日から登場します。全国で初の取り組みです。

「本日の競技は何が開催されるの?」や「どこで見られるの?」という声に、佐賀市で開催する全競技の日程などをアプリで確認できます。

多くの方に会場で応援してほしいと思いますし、よりわかりやすく、手軽に情報を得られるツールとして活用いただきたいと思います。

そして、駐車場の空き情報やシャトルバスの時刻表なども、アクセス情報を押していただければ確認できます。

大変人気のある水泳や、夏の甲子園の上位8校、優勝校とか準優勝校とかも来られますので、高校野球といった大変人気のある競技についても、このアプリから観戦チケットの購入を申込みでき、8月8日から申込受付を、まず競泳・飛び込みは8月8日から、高校野球は9月中旬で予定しております。

競技のライブ配信もご覧いただけますので、多くの方にご利用いただきたいと思います。

 

 

≪ナイトゲームを開催≫

国スポ関連で、プロスポーツの楽しみ方で、国スポの観戦ができる「ナイトゲーム」を開催します。

その名のとおり、夕方からの試合で、仕事帰りにも観戦ができ、アルコールやソフトドリンク、軽食を楽しみながらの観戦もできます。

対象の試合は、SAGAアリーナで10月8日17時30分から行われる、成年女子のバレーボール競技です。

この日限定で、ドリンクと軽食のセットが1,000円で楽しめる、「国スポ応援セット」も販売する予定です。10月8日はぜひご友人や同僚、ご家族などみなさんで観戦して楽しんでいただきたいです。

また、5人以上の申込みで、先着で応援ユニフォームのプレゼント等の特典をご用意して観戦募集を行っています。

7月31日まで募集しておりますので、ぜひご応募ください。

我々職員も、仕事を早めに終えてぜひ行きたいと思いますし、市民のみなさんも試合会場に足を運んで、楽しみながら選手たちに応援の声を届けていただきたいと思います。

 

 

≪Minecraftカップ 自治体パートナー≫

続いてトピックスです。

教育版マインクラフトを使った作品コンテスト、Minecraftカップの自治体パートナーとして、佐賀市も参画します。

第6回のマイクラカップが8月31日まで募集されています。

教育版マインクラフトは、想像力や探求心、問題解決能力などのプログラミング的な思考が身につくなど、ゲームを超え主体的に学べる学習ツールと評価されています。

6月に佐賀市で開催された「マイクラ体験会」には、定員25名を超える約80名のこどもたちが参加し、「100年つづく家・まちをつくろう」というテーマに沿って、課題を自ら体験学習して、創意工夫して家やまちを実際にデザインして作っていました。

今回の第6回Minecraftカップの自治体パートナーとなることで、こどもたち一人一人の探究的な学びやデジタルものづくりへのチャレンジを応援します。

自治体パートナーの一環として、佐賀市からの応募で多様で柔軟なアイデアが盛り込まれた作品には、特別賞として「佐賀市長賞」を授与させていただきます。

ぜひこの夏のチャレンジとして積極的に応募をいただき、また全国大会に挑む作品が出てくることも期待しています。

 

 

≪西川副公民館 リニューアルオープン≫

8月3日に、西川副公民館がリニューアルオープンします。

交流空間と防災機能を備えた地域の拠点として生まれ変わります。

爽やかな青の屋根が特徴的な新公民館には、新たに屋外テラスや地域活動室、フリースペースなどを整備し、交流の場をつくりました。

また、防災倉庫やマンホールトイレ、太陽光パネルなどの防災機能を備えることで、これまで以上に地域のみなさんの安全安心を守る地域の防災拠点となります。

西川副小学校の東側にあり、小学校にも近い立地となることで、小学校との連携活動など、地域のコミュニティ活動がさらに活発になることを期待しています。


 

≪佐賀市平和展≫

続きまして佐賀市平和展についてです。

佐賀市では多くの市民のみなさんに戦争の惨禍を伝え、平和の尊さを未来へ語り継いでいく機会とするため、毎年平和展を開催しています。

8月3日から7日まで、市立図書館の2階で開催します。

2階の中央ギャラリーでは、常設展として、出撃命令が出る前の隊員が寄宿していた、吉野ヶ里町の西住寺からお借りした、特攻隊員の歴史がわかる貴重な資料をパネル展示でご紹介します。

また、8月4日の11時からと14時からは、「劇団SA-GA」さんによる、特攻隊員たちの出撃までを描いた演劇「神風の詩」を2階多目的ホールで上演します。その他にも、遺族の語り部による朗読劇など、さまざまな企画や展示がありますのでぜひご来場ください。

 

 

 

≪佐賀城下栄の国まつり≫

最後に、佐賀市の夏の風物詩「佐賀城下栄の国まつり」がやってまいります。

昨年はコロナの5類移行後の開催となり、約24万3,000人に来場いただきました。今年は8月3日、4日の2日間、両日ともに15時から開催し、24万人ほどの来場を見込んでいます。

このポスターのデザインは、市内の高校の美術部生徒から応募いただいた中から、龍谷高校3年生の土橋さん、宮﨑さんの共同作品が選ばれました。

毎年盛り上がる総おどり、みこしパレードやよさこい、佐賀城下花火大会など、多彩なイベントが予定されています。

特に今年は、いよいよ開催が近づく国スポ・全障スポの機運を高めるため、オリジナルてぬぐいを「SAGA2024」デザインにしています。

暑い日が続きますが、市民のみなさんが一堂に集まる貴重な機会で、人と地域を結ぶ重要な役割も果たしています。この栄の国まつりをぜひ存分に楽しんでいただきたいと思います。私からは以上です。

 

 

≪質疑応答≫

【記者】

まずスーパーアプリに関して、リリースした当初1年目の目標としては2万人、市民の1割にあたる2万ダウンロードを目指していたと思いますが、今回これが大幅に超えて5万人を突破したということで、評価を教えてください。

 

【市長】

スーパーアプリ自体が、自治体が作っていくというのが今までにあまりなく、どのくらいを目標にしようかと考えておりました。

さまざまな自治体アプリなどを見たところ、大体1年ぐらいで1万ダウンロードという例が多かったので、目標として2万ぐらいを目指そうと思っておりましたが、多くのみなさんにご協力いただき、5万ダウンロードを突破し、大変嬉しく思っております。

一つの機能で終わるものではなく、いろいろなアイデアで横展開していき、学校の出欠連絡や地域振興券もこれと連動しています、

今月末には国スポのミニアプリも実装され、今後さらに横展開していき、広がっていけば、課題解決につながるため、さらに簡単で便利にしていけるようにやっていきたいと考えております。

それから、今年度の秋から冬ごろにかけて、観光アプリをつくっていくことも考えており、市外・県外の方が来られたときに、その方々にニーズのある機能が表示されるような形にできないかなと議論やアイデア出しをしています。

そういった観光コンテンツの強化、そしてそこに生成AIの活用を考えていきたいと思っております。

 

【記者】

観光アプリ化を目指しているとおっしゃっていました。

秋冬の一番大きなイベントとしてはやはりバルーンフェスタがありますが、それにも絡めて何か開発していきたいというようなお考えでしょうか。

 

【DX推進課】

あくまで予定ですが、10月中旬から11月末に合わせるような形でのリリースを検討しています。

 

【記者】

今後のスーパーアプリの展望としては、やはり市民だけではなく県外から来られる方などいろんな方にダウンロードしてもらって使っていただきたいというような方針をお考えでしょうか。

 

【市長】

いろいろな取り組みが横に展開していき、つながっていくことを意識しております。

観光についても、今SNSでアンバサガーのみなさんが発信してくださり、「この場所でこういうことをしたら、佐賀の魅力が体感できる」など、いろいろ気づく佐賀の素晴らしさや、体験価値が可視化されています。

実際に見たり楽しんだり足を運んでいただけるように、今後観光アプリに実装していけたら、便利に快適に佐賀のまちを楽しんでもらえるのではないかと考えております。

そういったところに例えばクーポンの施策を絡められないかなど、アイデア出しを議論しているところです。

 

【記者】

スーパーアプリに関して、学校出欠連絡アプリ連絡の導入は、この春からでしたか。

それと、17校運用、登録者数3,400人とありますが、これは全体の中でどれぐらいの比率を占めているのでしょうか。

 

【市長】

今年度、一部の学校で先行実施して、そこでの運用の評価や機能改善などを検討して、6月から本格的に運用を開始しました。

現在運用が17校となっており、順次希望する学校を追加しています。

学校によってはこういったアプリを導入していなかったり、Googleフォームなど別機能を使っていたりとさまざまありますが、このアプリを無料で使えることを知ってもらえて、順次導入する学校が増えてきている状況です。

 

【教育部】

現在17校が導入していますが、順次学校数が増えてきているところです。

5月までで8校、6月までで16校に増え、この7月から17校になりました。

今後も8月、9月でまた増える予定で、今後は20校に増えていく予定です。

ちなみに全体の学校数が、小中学校合わせて53校あります。以上です。

 

【記者】

このスーパーアプリダウンロード数が5万ということですが、アカウントを登録した数はいかがでしょうか。

 

【市長】

ID登録数でございますが、今調べています。

ちなみに、市民証の作成が1万6,779件になっています。

マイナンバーカードと連携、連動する形になっており、マイナンバーカードを読み取ると、佐賀市民には佐賀市民証というものを発行しております。

そのQRコードでいろんなイベントなどをチェックしたり、避難所にチェックインしたりできるというものです。

 

【記者】

Minecraftカップの自治体パートナーとしていうことですが、このMinecraftカップはこどもたちがプログラミングに興味を持つ呼び水的な役割なのかなと思いますけれども、今後ちょっと発展的な、もうちょっと本格的なプログラミングのコンテストであったりとか、アプリ開発のコンテストなどの取り組みはされるのでしょうか。

 

【市長】

Minecraftカップについて、全国で17の地方自治体が自治体パートナーになっており、佐賀県内では、基山町に次いで、佐賀市は2自治体目とお聞きしております。

今回も、教育委員会から小中学校にポスターやパンフレットをお送りして、チャレンジする機会につなげていきたいと思います。

大人も含めて1万人が参加をするような大きな大会ということもありますので、今回自治体パートナーとなることで、ぜひこれまでご参加されてなかった方もこれをきっかけにご応募していただければ、どんどん子どもたちも学んでいくと思います。

6月8日には、マイクロソフトさんが特別協賛ということでマイクラ体験会を開催していただきました。

定員25名のところ、こどもが80名ぐらい参加し、申込みも100名超ということで、大変な反響があったというところです。

みなさん自ら課題を設定されて、いろんな議論をワークショップ形式でやっていただき、そして実際にその課題をこういう工夫で解決する、そういったことも発表していただき、大変元気よく、そして意欲的にやられている様子が印象的でしたので、こういう機会をどんどん増やしていけたらと思っております。

 

【記者】

スーパーアプリに関して、先日市長が市民と語る会を開かれたときに、「良さもあるんだろうけれどもなかなか使いづらいっていう声もあります」というご発言があったかと思います。

約1年して、市がこういったことは課題かなとか、その課題にこんな対策を講じていこうというような、そういった議論がどんなふうに進んでいらっしゃるのかということと、こうして登録はするんだけれども、実際に頻繁に使っていらっしゃるアクティブユーザー数というのはどのぐらいいらっしゃるのか、お尋ねします。

 

【市長】

このアプリについて、私のイメージはテレビのリモコンのように、これを押したらこれが出るみたいな形にしていきたいと思っています。

作り込んでいくとどうしても階層がどんどん深くなっていってしまい、深くなったときに、そこにいろんなことを入力したらこれができますよということになるとハードルがどんどん上がってしまうので、それをいかにして下げていくかというのを意識しております。

それは開発者の方や佐賀市のチームにも、繰り返し私のイメージをお話しながら、最初ベータ版ということでスタートして工夫していっている状況です。

なるべくシンプルで、これをやればこの課題が解決できるということがなるべくわかりやすく簡単にと思っています。

みなさんのスマホにもアプリがたくさん入っていると思いますけども、たまにしかログインしないとまたログインからやり直しということになって、それが面倒くさいので使わなくなっていきますが、1個のアプリにいろいろ入っていると、デジタルが身近になっていくという世界を目指しております。

地域振興券もこれでQRコードの読み取り機が出せるなど、そうした形で、バルーナーズのチケットもこれで買えたらいいねということであったり、バルーナーズのチケットに関しても、まずGoogle検索してBリーグのサイトからチームを選んで、日付を選んだり、IDもパスワードも入れたりするうちに面倒くさくなります。

そういうものが、ピッと押したらもうバルーナーズのチケットの直近のものにつながるなど、そういった形になるべくしています。

分かりやすいのは、例えば浸水情報で、今自分の家の周りがどのぐらい浸かっているのかという情報をホームページと同じ内容でスマホに上げたら、10倍市民のみなさんにアクセスしていただいたということもございました。

なるべくそういったところは、みなさんのご意見とかもよくいただきながら、特に高齢のみなさんはなるべくシンプルにしてほしいと思いますので、しっかり意識していきたいと思います。

 

【DX推進課】

1ヶ月間にそのユーザーが一度でもアプリを見た回数をマンスリーアクティブユーザー数といいます。

こちらが今年に入りまして、何もイベントがないときで1万6,000程度です。

イベントとかあるときは、利用者は1か月の間に3万を超えるようなところです。

 

【記者】

Minecraftカップに関して、コンテストに参加するということを通じて、教育的な側面でどういったことを、市長自身としては効果が出てくるといいなということを今期待されていらっしゃいますか。

 

【市長】

Minecraftカップについて、作品のテーマがウェルビーイングをデザインしよう、未来を楽しむために今できることを考えてみようということで、まちづくり部門、建物部門があるということです。

まちづくり部門は、未来のまちを共創しようということで、私たちが暮らす地球をもっと楽しく幸せにするまちをチームで表現してください、というようなテーマがあります。

建物部門では、比較的初心者の方にもおすすめということで、未来の技術でパビリオンを創造しようということで、未来を豊かにする技術を使ってパビリオンを考えてみてくださいというようなテーマがあります。

こういった、今ある課題やこれからどう未来を作っていくべきかなど、そういうリアルワールドの実際の課題、ある意味正解がない問題ですが、それをデジタルだと自分で地図を使ってまちづくりとか建物をつくることができます。

そういったオリジナリティを主体的に考えるなど、この機会に環境や地球について考えていく、未来について考えていくといった、一人ひとりの主体的な学びや、実際の課題についてアクティブラーニングするなど、非常に良いきっかけになるといいと思います。

さらにゲーム感覚で楽しめるというのもあるので、夢中になって楽しんでいく中でいろんなことを考えたり、チームで考えたりすることで、新しい発見があったり、ずっと残る体験学習になるのではないかなと思います。

そうしたものを期待しているところです。

 

 

≪市政一般≫

【記者】

新幹線に関して、九州新幹線西九州ルートに関する与党検討委員会のヒアリングに市長も出席されるかと思います。

国は佐賀駅を通る案を示していますが、一方で県は在来線の利便性低下とか財政負担とか反対の立場をとっております。

新幹線整備に関する市長の考えをまずお聞かせください。

 

【市長】

与党検討委員会のヒアリングは私も出席する予定です。

今のところ、ヒアリングの内容について西九州ルートに対する考えを聞かれるということのほか、詳細はわからないところです。

西九州ルートについての私の考えということで、これまでもこの場や議会などでも述べてきたことでもありますが、整備方式やルートだけでなく、在来線、それから財政負担、まちづくりへの影響などさまざまな論点があると思っております。

そうした中で、佐賀市民の利便性や本市の発展につながることが、何より重要と考えておりますので、国に対しては、これまでの経緯や佐賀の事情について、私の方で詳しく触れながらお話をしていきたいと思います。

具体的には、これからさらに考えていきたいと思っております。

 

【記者】

新幹線整備に関しまして、市民の反応としてはもちろんご存知だと思いますが、早く通した方がいいんじゃないかという方もいらっしゃれば、福岡への所要時間がほとんど変わらないのでそんなに必要ないという方もいらっしゃいますし、やっぱり通勤・通学で普段から在来線を使っている方がそれがなくなるのは困るという方など反応がさまざまあります。

市民の意見を踏まえて、明日、新幹線に対する市長の考えは、どう説明されていくのでしょうか。

 

【市長】

そうした市民のみなさんに、在来線を非常に使われている方など、そうした利便性についてどうなるのかと思っておられる方もおられると思いますし、さまざまなお考えがあると思います。

そういう意味で、整備方式やルートだけではなくて、在来線、財政負担、そうしたさまざまな論点について、どこかを切り取って、それだけで議論ができるというものでもないと思っております。

そうした中で、これまでいろいろと議論してきて、フリーゲージトレインなど、在来線を活用するということで合意してきたというような経緯もあったりしますので、そういったところも含めて、経緯だったり、佐賀の事情について触れながらお話をしていきたいと思っております。

 

【記者】

この新幹線整備に関する議論の主体としては、主に国や県などが中心になってくるかと思いますが、市長としてはこの議論がどのような形で落ち着くことが理想というふうにお考えでしょうか。

 

【市長】

いろんな論点が複雑に絡み合っている、そうしたテーマであると思っております。

特に佐賀に関してはこれまでの経緯やフリーゲージトレインの導入断念など、そういった事情というのも他と違うと思いますので、そうした佐賀の経緯や事情というものを、佐賀市の市長として、明日は直接お話をしていきたいと思っております。

 

【記者】

県立大学に関しまして、一部報道では佐賀市のアリーナ近くの総合庁舎を活用して、そちらに設置するというような見通しになっております。

佐賀市も県立大学の誘致を行ってきたと思いますが、今回、佐賀市に県立大学ができるということで、その受け止めをお願いします。

 

【市長】

県立大学については、昨年2月に、私の方から要望も申し上げてきたところです。

県立大学は高等教育、そして生涯学習のリカレント教育の拠点としても、これからの佐賀のために大変意義のあるものと思っております。

報道については私も承知しておりますけれども、こういった案件については一定の機密性のあるもので、また県立大学の設置に関するものであります。

まずは本日午後に知事の会見が予定されているということですので、知事の発表を待ちたいと思っております。

 

 

【記者】

県立大学に関して、若者が増えてまちの活性化や産官学交流が活性化するとか、いろんな効果が期待されるかと思いますが、市として、特に期待していることなどありましたらお願いします。

 

【市長】

ご質問はもし佐賀市に設置をされたらということだと思いますので、そういう意味では、佐賀市としては、佐賀の未来をリードする人材育成の場として県立大学は大変重要で意義のあるものだと思っております。

そうした人材育成の場に今しっかり関与して、まちづくりにもつなげていきたいと思っております。

まずは本日午後の知事の発表をしっかりお聞きしたいと思っております。

 

【記者】

県立大学の関係で、今は仮定の質問なのでちょっと細かくは言えないというお話だったかと思いますが、そもそも佐賀市が大学の誘致に手を挙げられたその理由というのを改めてお聞かせください。

 

【市長】

佐賀市もDXに非常に力を入れておりますし、また県立大学というのが、そうした県の産業や、佐賀市の未来をリードする人材が学び、そして佐賀の地で活躍する場として大いに期待ができるということで、昨年2月に要望したところです。

こうした人材育成などにも、非常に私も期待しているところですので、県立大学は、ぜひ佐賀市にという思いでこれまでお話をしてきたところであります。

本日の午後に発表されると聞いておりますので、そこはしっかり確認していきたいと思っております。

 

【記者】

新幹線ですが、これまで市長は県と国とのやりとりを注視する、静観するというようなお立場だったと思います。

今回直接与党検討委員会で話されるというところで、話す内容としてはもうちょっと煮詰めていきたいというところだったと思います。

ただ基礎自治体として足並みを揃えるという必要もまた一方であるかと思います。

県と著しく乖離した内容を話されるとは思いませんが、改めてその上で基礎自治体の佐賀市としてのお考えとしてはどういった方向性をおっしゃられるのか、もう少し具体的にご説明をお願いします。

【市長】

整備方式やルートなどに限らず、やはりどのような方式とかルートであったとしても市民の利便性や、佐賀市の発展につながっていくことが重要ですので、そういう観点でさまざまな論点があります。

特にこの西九州ルートに関しては、経緯がこれまで一貫して在来線を活用するということを前提として話がされてきたということ、そしてフリーゲージトレインの導入断念といった事情もありますので、しっかりとまず受け止めてもらって考えていただきたいということをお話するイメージでおります。

明日の午後ですので、これから具体的にしっかりと私も考えてお話をしていきたいと思っております。

 

【記者】

新幹線について、佐賀県は知事は出席せず副知事出席ということでした。

また、佐賀市も市長が自ら行くのかあるいは担当部長なのかとかいろいろ考えがあったと思いますが、そもそものところなんですが、今回与党検討委員会のヒアリングに市長ご自身として出席なさる理由というのを根本的なところになりますがお聞かせください。

 

【市長】

今回のヒアリングにつきましては、西九州ルートについての考えを聞かれるというほかは、そのヒアリングの経緯とか、詳しい趣旨というのはあまり詳しくわからない部分もあったんですけれども、そういった中でも重要な課題でありますので、今回出席してお話をするということです。

 

【記者】

新幹線について、明日の時間は20分間ということで、持ち時間ですね。

この20分間で、基本的に問われたことに対して答えるような形なのか、それとも佐賀市の方から何か積極的に説明する予定があるかどうか、そこら辺についてどのように考えているかお聞かせください。

 

【市長】

先ほど申し上げたような私の考えもその場でお話をしっかりしていきたいと思っております。

その中でいろんなご質問があれば、そこもしっかりお答えしていきたいと思っております。

 

【記者】

今回出席が求められている自治体はいずれも佐賀県を除けば既に開業した区間の自治体であって、今回佐賀市が出席を求められているのは、新しく駅ができると想定される自治体という枠組みで出席を求められたわけですけれども、新しい駅に対して、佐賀市の考え方やルートも含めてなんですけど、そこら辺を問われたら、基本的に今さっきお答えいただいたように、従来の考え方を改めてということなんですけど、そこら辺をどのように説明をされるご予定ですか。

 

【市長】

整備方式やルートや駅など、そうしたことも重要な論点だと思いますし、また佐賀の場合は特に在来線が非常に頻繁に使いやすい間隔でたくさんの方が利用されているところもあります。

そうした状況とか、また財政負担とか、まちづくり、地域振興の点など、そうした点をそれぞれ複雑に絡み合っているという論点、課題と思っておりますので、どこか一つだけを取り上げて議論するということではなくて、それを複合的な視点で考えていく、そして、佐賀の事情やこれまでの経緯などもしっかり見てもらう必要があるとい思っております。

まずはそういったことをしっかりお話をしていきたいと思っております。

 

【記者】

県立大学は、まだ話は来てないですかね。特に設置場所について。

 

【市長】

本日の午後に詳しく知事の発表があると思います。

そうした点を私も見ていきたいと思っておりますし、知事も先日の会見で機密性のある案件であるとおっしゃっていましたので、私もそういった発表をしっかり見ていきたいと思っております。

 

【記者】

新幹線について、先ほど市長ご発言の中で、趣旨はあまり詳しくはわからない部分もあったというふうにおっしゃいました。

趣旨があまりわからない部分もある中で、ご自身が行かれるかどうか、すごく難しい部分もあったのかなと思うんですが、迷われたのか即答されたのか、どんな経緯で今回ご自身が出席されるとなったのか改めてお願いします。

 

【市長】

新幹線については、これまでも佐賀県と国と幅広い協議ということで議論がなされておりました。

そういった議論というのもしっかり大切にして、その中で先ほど申し上げたような論点をまさに幅広く議論されていくことが重要と思っております。

私自身も今回ヒアリングということでお声掛けがありましたので、そこはしっかりとお答えをしていきたいということです

どういう経緯でどういった方にお声がけをしたかとか、そういったお話は、我々はあまり詳しくご説明を受けていませんが、いずれにしてもヒアリングということで、しっかりお話をしていきたいと思っております。

 

【記者】

新幹線について、市長がおっしゃるように、いろんな論点があって複雑な問題であって、だからこそなかなか膠着している状況が続いていると思いますけれども、県も地元での三者協議をしてもなかなか前に進まないかんじなのかなという印象ですけれども、市長として、この問題を解決するために、どういうことが必要なのかと考えていらっしゃいますでしょうか。

 

【市長】

おっしゃるとおり、非常に多角的な論点がさまざまあって、それを一つ一つ切り離して考えられるようなものでもないです。

複合的にセットで、また多角的な視点で見ていかなければいけない、それも他の地域と違うような事情というのがあるというのもまた事実だと思いますので、佐賀の事情やこれまでの経緯など、そういったこともしっかりと関係のみなさんには、まずそこを知っていただいてわかっていただいて、そこに向き合っていただいて、その上で、そうした論点やさまざまな点について考えてもらう、そうした必要があるということです。

このため、そうした考えを、まずはお話をして、その上でご質問等あればお答えをしていきたいと思っております。

 

【記者】

新幹線について、市長は市議会で、市として判断するには材料が不足しているという答弁があったと報道で承知しているんですけども、具体的にそのどういうった材料が今不足しているとお考えですか。

 

【市長】

例えば三つのルートとか、そのメリットデメリットのような情報は、国も一部出しておられる部分はあると思いますが、詳細な情報というのはなかなかないです。

例えば、在来線はどうなるのかとか、駅もまだ位置もわからないとか、あと物価高騰の時代に建設費がどうなるのかとか、そういったところも詳細な情報というのは示されていない状況と思います。

そういった中で、いろんな論点が複雑に絡み合っています。

新幹線というテーマは、どこのルートなのかなど、そういった点だけでなく、在来線の問題や財政負担など、また佐賀の地域にどういった地域振興につながるのかなど、いろんな論点について、まず佐賀の事情に向き合っていただく必要があるのではないかと思っております。

そういった点をお話していきたいと思っております。

 

【記者】

情報がなかなか示されていない部分もあるという考えもあると思うんですけれど、そこについてももうちょっと何か議論が進むように、判断ができるような材料をもうちょっと示していくべきだみたいなお考えも明日お話されるってことですか。

 

【市長】

明日の午後ということなので、具体的には、私もいろいろ頭をめぐらせながら、何を言うかはそのときまでに考えていきたいと思います。

基本的には先ほど申し上げたように、それぞれの論点、そしてこれまでの経緯など佐賀の事情をしっかりまず伝えていくということが大事と思っております。

 

【記者】

新幹線の関係で、いろんな方から質問があって、市長がお答えになったものをずっと聞いていますと、いろんな論点でありますとか、こういった疑問があるとか、いろんなファクターはあるとは思うんですけれども、市長の考え、今回行かれる意義みたいなところでは、ずっと国と県の幅広い協議が続いている中で、なかなか物事が前に進まない、だけど佐賀市が今回呼ばれたっていうことで、先ほど佐賀の事情にまず向き合っていただく必要があるっていうことを何回かおっしゃっているんですが、裏を返せば、佐賀の事情に向き合い方が足りないというような思いがあるというようなことで、ご発言をされているのかどうか、そこを確認させていただきたいなと思います。

 

【市長】

この新幹線というテーマは、それぞれの関係者の方々でいろんなお考えがあると思います。

どこの方かによって、またいろんな捉え方も違ってくると思いますし、それはそれでそれぞれのお立場で当然そういったことは起きると思います。

そういう中で、国あるいは与党のみなさんは、それぞれの立場が違う中で、いろんなことを多角的に考えていかなければいけないと思います。

そうした中で、私は佐賀市の市長ということで、佐賀市の事情などそういったことをまずしっかりお話をして、そういったことも踏まえながら今後考えていただきたいということを伝えたいと思っております。

 

【記者】

リアルタイム配信について、今ずっと見ていて音声認識の7割から8割ぐらい正確で、しかも英語とか中国語とか韓国語とかにも即時に翻訳できると、かなり高機能なソフトだと思ったんですけれども、このUDトーク、このソフトを使うことになったことについての理由をお聞かせいただきたいのと、このリアルタイム配信について市長が期待するところをお聞かせいただければと思います。

 

【市長】

早速、記者さんも使っていただいて、私も使わせていただいて、ちょっと滑舌が悪い部分もあったかもしれないですけども、かなり正確に拾ってしかもリアルタイム性もあると感じたところであります。

手話通訳士さんも昨年5月にご協力いただいております。

そうした形で一歩ずつ障がいのある方もいろんな形で情報を取れるということで、手話を使うことが必ずしもみなさん聴覚に障がいのある方でもみなさんが使えることができるわけでもないということで、主が手話以外の方法について、他市の取り組みを参考にして検討してきたところです。

このUDトークは障がい福祉課が契約しており、市長会見でも使ってみようということで今回導入をしたところです。

会議の実施形態などさまざまな状況に応じて、障がいのある方、そして全ての市民に伝わりやすい情報発信の方法を今後も検討していきたいと考えております。

 

【司会】

これをもちまして本日の市長定例記者会見を終了いたします。

ありがとうございました。

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