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Curiosity Corner「名前」市報令和4年11月1日号

更新:2024年07月23日

テーマ:名前

名前は人のアイデンティティの重要な一部です。しかし、名付ける習慣はそれぞれの文化によって少し異なります。英語圏の国々では、名前に意味がありますが、親が名付けるときに意味付けすることは、日本ほど一般的ではないです。名前の意味より響きを重視することが多いと思います。私の親も、意味ではなく、響きで私の名前を決めて、私が自分の名前の意味を知ったのは13歳の頃でした。ステファニーという名前は、ギリシャ語に由来があり、「花輪」という意味です。

英語圏の名前と言えば、John,James,Mary,Amyといった名前が有名ですね。でも、その名前はもともと他の言語から英語に伝わりました。一番多いのは「ヘブライ語」と「ラテン語」と「ギリシャ語」から来た名前です。また、ヨーロッパの多くは、言語により発音とスペルが違うから別の名前に見えますが、実はもともと同じ名前です。例えば、英語のJohnという名前をスペイン語でいうと、Juanになります。ドイツ語だったらJohannです。これらの名前が多くの国々で同じ起源を持つ理由は、宗教的な影響によるものです。聖書に出てくる人物や聖人の名前はとても人気があります。

アイルランドでは、キリスト教が伝わる前は、伝統的なアイルランド語の名前しかありませんでした。人気のある名前とその意味は、例えば、Aisling(夢)、Saoirse(自由)、Aiden(燃え盛る)、Craig(岩)です。これらは、アイルランド語の単語をそのまま名前にしたものです。

今は、こういう伝統的な名前と他の英語圏にもあるキリスト教に関係する名前が両方とも使われています。

もう1つ、少し特別な習慣は、家族の他のメンバーにちなんで子供に名前を付けることです。例えば、昔は長男に父方の祖父と同じ名前を付ける伝統がありましたが、最近はあまり守られていません。

私は異なる言語や文化における、このような習慣について学ぶのが本当に好きです。数年間日本語を勉強していますが、ほとんどの時間、海外にいたので、まだあまり日本人の名前に精通していません。違う国の人の名前を覚えるのは難しいと思いますが、一緒に頑張りましょう!

佐賀市の国際交流員

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