佐賀市の「景観」・「歴史まちづくり」に関する市民意識調査の結果について
佐賀市では、「佐賀市都市景観条例」に基づき、快適で魅力ある景観まちづくりに取り組んでいます。
近年、良好な景観形成に対する全国的な関心の高まりから、「景観法」や「歴史まちづくり法」が制定され、本市においても、これまでの取り組みをより一層推進するため、これらの法律に基づいた「景観計画」及び「歴史的風致維持向上計画」の策定に着手しています。
そこで、両計画の策定にあたっては、市民のみなさんのご意見を把握し、反映させることが重要であると考え、市民意識調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。
調査対象
佐賀市民3,336人
<内訳>
①地域ごとに人口按分し、無作為抽出した20歳以上の市民3,000人
②佐賀市政モニター(e佐賀モニター)登録者336人
調査時期
①平成21年10月9日(金)〜平成21年10月30日(金)
②平成21年10月13日(火)〜平成21年10月26日(月)
回収数(回収率)
1,073通(32.2%)
<内訳>
①950通(31.7%)
②123通(36.6%)
景観とは・・・
建物やまち並み、山や海、公園、木や花、田畑、人々の暮しなど私たちが日ごろ接しているまちの様子であり、「風景」や「景色」と呼んでいるものです。景観は、目に見えるものだけでなく、自然、歴史、文化、都市活動に伴う雰囲気など、私たちが感じるものすべてを指します。
美しい景観は、毎日を快適に心豊かに過ごすために大切なものであり、地域への誇りと愛着を育み、住む人や訪れる人にうるおいと安らぎを与えます。また、美しい景観は市民共有の財産であり、次世代に継承していくべき貴重な資源でもあります。
歴史まちづくりとは・・・
どこのまちでも、城や神社、仏閣などの歴史的価値の高い建造物が、またその周辺には、町家や武家屋敷などの歴史的な建造物が残されています。そこでは、工芸品の製造・販売や祭礼行事など、歴史と伝統を反映した人々の生活が営まれることにより、それぞれ地域固有の風情、情緒、たたずまいを醸し出しています。
歴史や文化、景観、みどりといった、地域が有する資源に光をあてていくことによって、地域への愛着が高まり、個性豊かな地域づくりにつながります。