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コロナの中でも楽しい話(2020年7月1日)

更新:2020年07月 1日

新型コロナウイルスの感染者は、佐賀市では、4月29日を最後にこの2か月ほど新たな感染者は出ていないが、全国的にはまだ新たな感染者が続いており油断はできない状況だ。

これからも、しばらくはコロナと同居したような生活を続けねばならないだろう。

できるだけ3密を避け、マスクや手洗いは実行したいものだ。

 

そんな中、コロナに関する嫌なニュースが続く。

最近の報道から2例取り上げるが、

その1例目

コロナで経済的に影響を受けた中小企業者向けの国の支援策「持続化給付金」が本来の目的から逸脱した形で悪用されているとのこと。

給付申請事務代行業者が暗躍し、高額な手数料を要求し、書類の改ざんも示唆しているという。

国の制度に悪乗りして荒稼ぎしている詐欺師たちと言わざるを得ない。

2例目は

最近あったある都市の首長選挙で、候補者が国の特別定額給付金に市独自の「上乗せ10万円」を期待させるような「公約?」を掲げて当選したとのこと。

ご当地では早速問題になっているようだが、その真偽のほどが気になるところだ。

いずれも、世の厳しい「批判」から逃れることはできないだろう。

 

こうした、いやなニュースが多い中、楽しく希望の持てる話を佐賀市で探してみた。

その一例が先月末に報告された。

それは「東与賀のお米作りを通して、人と生き物、自然環境との永続的な共生を育み、豊かで美しい自然を地域で未来に繋いでいく」というプロジェクト理念を掲げ、東与賀のブランド米、「シギの恩返し米」つくりに汗を流しているグループの話である。

東与賀町は平成の合併前の町制時代から、集団で県特栽認証を取得して「夢しずく」を生産する県内でも希少な地域であった。

ところが現行流通制度では生産者へのメリットが少なく「特別栽培」の存続も危機を迎えた。

こうした中に、同町にある「東よか干潟」が国内で最も多くのシギ・チドリ類が渡来し、渡り鳥にとって重要な中継地及び越冬地として評価されることになった。

2015年5月、東よか干潟はラムサール条約の湿地登録がされた。この登録により、湿地の恵みを人々の生活に持続的に利用することが地元民の責務となった。

東与賀の有志のみなさんはこれを好機として捉え、豊かで美しい東与賀でシギやシチメンソウ、魚類などの生き物と共生する米作りを地域で目指すことになった。

早速、2017年に「シギの恩返し米」推進協議会を発足させた。「シギの恩返し米」とはシギたちからの感謝の贈り物という意味とのことである。推進協議会はJA,生産組合、まちづくり協議会、佐賀県、佐賀市、民間IT企業オプティムなどが構成団体となり佐賀大学も協力団体に名を連ねている。

この協議会は以下6つの活動方針を掲げ活動されている。

生き物を育む環境づくり
環境循環・環境保全型の農業の推進
安心安全で維持可能な米づくり
IT農業の導入による米づくり
地域での環境保全や啓発活動
流通販売の研究

 

下水道由来の「じゅんかん育ち発酵肥料」や有機肥料を使うことで、環境循環型、環境保全型農業を目指されている。

こうした活動の成果は食味鑑定でも3年連続87点を超えた高い評価につながっている。

全国で2名しかいない上級米飯食味評価士の一人・秋沢美佳氏が全国を回って選び抜いたお米の詰め合わせセットが、今年は三越伊勢丹グループからお中元商品として販売されることになったが、東与賀の「シギの恩返し米」も全国のこだわりのブランド米の一つに取り上げていただいたことを、佐賀市民として誇りにしたい。

 

今年も、いい米がとれますように・・・。

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