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大水害(2019年9月3日)

更新:2019年09月 3日

9月1日は防災の日であった。

防災訓練等でよく耳にする「天災は忘れたころにやってくる」ということば、

これは物理学者寺田寅彦が言ったといわれている。

最近では「忘れたころ」ではなく、「毎年」やってくると言わなければならないほど多くなったのが雨による災害である。

先日あった防災研修会時に渡された資料にも「天災はありえることはおこる ありえないこともおこる」という、言葉が載っていた。これも寺田寅彦の言葉であるという。

寺田寅彦はこうした言葉を通して「文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度を増すものだ」と私たち後世の人にも注意を促している。

 

さて、佐賀には今年も8月28日大雨特別警報が出された。この特別警報は昨年7月にも出された。

つい、ひと月前までは少雨のため、干ばつ被害を心配していた私であったが、先月26日から降り始めた線状降水帯の雨には、「これはどうなるものか・・・」と大雨の脅威を感じさせられた。

北部九州に居座った秋雨前線は28日朝方に大雨特別警報を発令させた。

その日の午後3時ごろには特別警報は解除され大雨警報に切り替わったが、特別警報が出た朝方は有明海の満潮とも重なり、市内いたるところに冠水被害をもたらした。

今回の大雨は、特別警報発令時に使われる「これまで経験をしたことのないような・・・」、まさにその言葉通りの「これまで経験したことのない」ものであった。

28日朝方の佐賀駅付近の時間最大雨量の110ミリや24時間降水量の385ミリは佐賀での観測史上最大値を更新した。中心街のひどいところでは60~70センチメートルほどの浸水個所もあり、佐賀駅構内は水浸しとなり全国ニュースとして取り上げられた。

その後も雨は続き、被災家屋等の全体数は日々増えつつあり、まだ全体集計まで至っていないが、幸いなことに、佐賀市にあっては亡くなられた方はいらっしゃらない。

 

潮の干満の差6メートルともいわれる有明海に面して佐賀平野の大半は海抜ゼロメートル。佐賀は昔から浸水に悩まされてきた。

先人たちはいろんな知恵と工夫を凝らし水害を最小限にすべく汗を流してきた。

29年前になるが、平成2年7月にも大きな水害に見舞われた。

その後、国の事業で主要排水河川の河道整備や排水機場、巨勢川調整池、嘉瀬川ダムなどが建設された。

これとは別に県と佐賀市は単独でも排水対策を実施してきた。加えて平成の大合併により下流部のご理解を得て,上流部と下流部の排水作業がスムーズになるなど、以前に比べると排水機能は大きく改善されてきたのだが、再び大きな浸水被害を出してしまった。

地球温暖化の影響なのか、最近のゲリラ的な雨の降り方は半端じゃない。

そこで、市民のみなさんには、居住地のハザードマップを再度見てもらい、大雨に対する備えをお願いしたい。

もう一つお願いしたいことは、道路冠水時の車運転は控えることである。

今年の大雨に関するニュースでは、車を運転中の方の犠牲が目立った。危ないと思ったら無理をせず引き返す勇気も必要だ。

 

繰り返しになるが、天災は忘れずやってくるので、日頃から災害に備えましょう。被災されたみなさんにお見舞い申し上げますとともに、一日でも早く普通の生活を取り戻されんことを祈ります。

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