令和3年度人権啓発
ポスターコンクール優秀作品
あなたの人権 わたしの人権
若者たちの輝く未来のために
自宅の前に、道路を挟んで家庭ゴミの集積所があります。私は毎朝ラジオ体操をし、週二回のゴミ出し日には、ゴミを捨てに来る、顔なじみのメンバーの人たちと挨拶を交わしています。お父さんと三歳くらいの子は手をつないでゴミ出しの帰りに私にバイバイと手を振ってくれます。
その中のメンバーの一人に中学生の男の子がいました。どうやら彼は高校進学を機に、弟に引き継いだようです。その時の家族の会話を想像してみました。
兄「今度高校に上がったし、学校も遠いから、弟と交代させてよ」
弟「中学生の僕だって、朝は忙しいけど・・・」
父「お兄ちゃんは小学三年の時からだから七年間頑張ってくれたんだね」
母「協力して家事を分担することは大事だよね。」
弟「じゃー僕、やるよ」
兄・父・母「ありがとう」
そして、弟は毎週二回ゴミ袋を持って、回収箱にむかっています。
「家事」について、岩波国語辞典には、家庭生活を営むためのいろいろな仕事。そうじ・炊事・洗濯・育児など。用語として『○○に追われる』と記述してあります。
性別に関わらず、家族の一人一人が仕事や学業を持ちながら、家事のぼう大な仕事量を協力・分担していかなければ、辞典の
最後の解説『家事に追われる』という表現になってしまうのです。
男女共同参画社会の実現を、まずは家庭から始めてみませんか。
(社会同和教育指導員)
◇毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
◇毎月11日は「人権を考える日」です。
◇新型コロナウイルス感染症に関連する差別や偏見をなくしましょう。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 人権・同和政策課 人権啓発係〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁1階
電話:0952-40-7367 ファックス:0952-40-7327
