あなたの人権 わたしの人権
令和2年度人権啓発
ポスターコンクール優秀作品
「多様な性を認め合える社会に向けて」
近年、性の多様性について考える機会や取り組みが増えてきました。
子どものランドセルの色や制服が多様化したり、ある女子大学ではこころとからだの性が一致しないトランスジェンダーの学生の受け入れが始まったり、同性カップルの関係を認めるパートナーシップ制度が広がったりしています。また、性の多様性に関するテレビ番組やCMも見られるようにもなりました。
性のあり方は主に、「からだの性」と「こころの性」、「好きになる性」の三つの要素からなります。中にはからだの性とこころの性が一致しない人、同性を好きになる人や両性を好きになる人などもいて、性のあり方は人の数だけあると言われています。
電通ダイバーシティラボが行った「LGBTQ+調査2020」によると性的少数者と言われる人の割合は人口の8・9%(約11人に1人)といわれていて、その中には人知れず苦しんでいる人もいます。トランスジェンダーの人は性別で分けられる制服やトイレ、就職活動などで悩んだり、同性愛の人は、周囲との恋愛観の違いにつらさを感じたりすることもあります。私たちの周りに当事者の思いを伝えられない空気が漂っているのではないでしょうか。
誰もが自分らしく暮らしていく社会のために、日常生活の中で、性的少数者がいると考えること、見た目で人の性のあり方を決めつけないこと、当事者が傷つくような否定的な言葉は使わないようにすることなどが大切なのではと思います。
(社会同和教育指導員)
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