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ピロリ菌の除菌治療は条件により健康保険で行えます

更新:2015年04月30日

長い時間をかけて症状を引き起こす ピロリ菌 
ピロリ菌(正式名:ヘリコバクター・ピロリ):胃の粘膜に棲みつき、胃がんや胃潰瘍などの発生原因となる細菌です。
 胃がんは日本人に多く、年間約5万人が亡くなると言われており、日本人の2人に1人はピロリ菌に感染しているとされ、胃がんの人はほとんど感染しているとも言われています。
 感染する人の多くは子どもの頃に感染。感染経路は「身近にいる肉親などが感染者だった」・「飲水(井戸水)」・「便」などさまざまで、特定できない場合がほとんどです。
 そこから延々と棲みついて、長い年月をかけて一部が胃潰瘍や胃がんに変化すると考えられています。上下水道の普及により、ピロリ保菌者は減っていますが、普及途上に子ども世代だった50代以上の日本人の約70~80%が感染者だと言われています。


症状が軽くても保険適用へ
ピロリ菌を除菌すれば、胃がんの発生を大幅に抑制できることは分かっていましたが、今までピロリ菌の除菌治療は、「胃潰瘍」・「十二指腸潰瘍」・「早期胃がんの治療後」など症状が進んだ状態でなければ保険適用されず、大きな自己負担額が生じました。
 しかし平成25年2月、将来的な胃がん予防の効果が認められたことから、ピロリ菌による慢性胃炎の方にも保険の適用範囲が広げられました。つまり、今まで重症でなければ保険を使ってピロリ菌の除菌治療を受けられなかったものが、軽度の症状でも可能になり、胃がんの早期予防に大きな効果を見込めることになったのです。


検査と治療
保険が適用されるためには、医師による「慢性胃炎」等の診断のもと、内視鏡検査(胃カメラ)やその他の検査を受け、ピロリ菌感染の有無を調べます。その結果、ピロリ菌による慢性胃炎が確認されれば除菌治療を行います。
 治療は『3剤併用療法』といって、「2種類の抗生物質」と「胃酸を抑える薬」を1日2回、一週間服用するだけです。約1~1か月半後に、除菌できたかどうかを呼気検査(吐いた息を検査する)で調べます。最初の治療で大半は除菌できますが、下痢や腹痛などの副作用で薬を服用できなかったり、薬に耐性を持つピロリ菌がいるなどで除菌が失敗した場合、薬の種類を変えて再び除菌療法を行います。


予防は大事
 ピロリ菌だけが胃がんのリスク要因ではありません。喫煙や塩分の過剰摂取など日頃の生活習慣も「胃がん」のリスクを高める大きな要因です。禁煙はがん予防、その他の病気予防の大原則です。高塩分の食事は胃粘膜を荒らしたり、粘液の性状を変えたりすることで、ピロリ菌が棲みやすく持続感染しやすい環境を作り出していると考えられているので、胃がん予防には、減塩を心がけることが大切です。
 胃の不調が気になる場合は、一度かかりつけの先生にご相談ください。

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 健康づくり課 保健予防一係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号
電話:0952-40-7281 ファックス:0952-40-7380
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